[2日 ロイター] - 東証ナスダック上場の日本銀行株とスイス証券取引所上場のスイス国立銀行(中央銀行、SNB)株が2日、ともに大幅上昇を演じた。明確な買い材料がない中での株高で、投資資金があふれている株式市場の熱狂を反映しているとみられる。 議決権がない出資証券である日銀株は一時21%、SNB株は4.6%まで上昇。基礎的条件の裏付けはほぼなく、個人投資家が買いに走った可能性がある。 日本とスイスの共通点は、キャリートレードにおいて資金の調達に最もよく使われている通貨(円とスイスフラン)を持つこと。日銀株とSNB株はまた、特異な所有構造と浮動株の少なさによって株価が振れやすくなっている。