ワシントン(CNN) 米航空宇宙局(NASA)は30日、次世代有人宇宙船「オリオン」の実物大模型を首都ワシントンのスミソニアン航空宇宙博物館前に展示し、報道陣や一般に披露した。 オリオンは重さ約8トンのステンレス製。外観は1960年代に月面着陸したアポロに似ているが、オリオンの方が大型で、宇宙飛行士6人が乗船できる。アポロは3人乗りだった。外観が似ているのは、コストを抑えるためアポロの設計や技術を再利用したため。ただし内部の技術は大幅に進歩しているという。 4月にはフロリダ州に運んで海上に着陸した場合の動きを検証し、乗員にどんな影響が出るかを調べる。この夏には海上から乗員が脱出する訓練も予定している。 NASAのスペースシャトル計画は2010年で終了する。代わってスタートするのがコンステレーション計画で、オリオンを使って2020年に宇宙飛行士を再び月に送り、6カ月滞在させることを目標として