エネルギー論争の盲点―天然ガスと分散化が日本を救う、石井彰 池田信夫Blogで紹介されていたので買って読んでみました。福島第一原子力発電所のシビア・アクシデントの後に書かれた、まともなエネルギー政策に関する本です。著者は、今後、日本での新規建設が凍結されるであろう原発の代替エネルギーとして、天然ガスが第一の候補であると主張します。天然ガスは、化石燃料ですが、大気汚染物質は石油や石炭に比べてはるかに少なく、また二酸化炭素の排出量も石炭の半分、石油の7割程度で、地球温暖化問題にも有効だといいます。 日本の老朽化した石炭火力発電所を、最新の天然ガス・コンバインドサイクル発電所に置き換えれば、原発を新設していくのと同等程度の二酸化炭素削減に貢献できるといいます。また天然ガスは、小規模の分散型の発電施設を作るのが容易で、六本木ヒルズのように大型施設に直接作ってしまえば、送電ロスもなく、また排熱を利用
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