気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン ニューヨークの公共交通機関は快適には程遠い。筆者が利用する、ニューヨーク州郊外とマンハッタンをつなぐ海岸沿いの通勤路線は、車両が古く汚れている。トイレのある車両には異臭が充満し、パンタグラフや電線の故障による遅れや途中停車は日常茶飯事だ。さらに、真夏の季節に冷房がしばしば平気で故障するのには閉口する。 長く暮らしているとこうしたことも慣れっこになっていて「そういうものだ」と通勤客はみな、予め電車の遅れのリスクを「織り込んで」淡々と通勤している。 さて、MTAの無駄排除を強く訴えるべきか この路線には自動改札システムがなく、各車両に乗務する車掌が切符を切りに来る。一乗客としては、この多大な固定人件費節約と乗客サービス向上のために、なぜ自動改札を