既に前書きで述べたように、WiX ツールセットは XML ソース・ファイルを使用して、アプリケーションのインストール・プロセスを構成するコンポーネントを記述します。また、XML ソース・ファイルには、ショートカット、レジストリおよび .ini ファイルの変更、サービスなど関する付加的なデータも記述します。さらに、インストーラ・パッケージは、ユーザーのディスクにコピーしたいファイルに加えて、インストールのプロセスに参加はするけれども実際にはインストールされないヘルパー・ファイルを持つことが有り得ます。そういうヘルパー・ファイルとしては、インストールの UI に使用されるダイアログやアイコンおよびビットマップ、あるいは、ライセンス・ファイルや readme ファイル、さらには、Windows Installer がサポートしていないプログラム的な処理を実行するカスタム DLL が含まれます。(
はじめに 本連載は、MS初のオープンソースとしても知られる、Windows Install XML(WiX) toolsetを利用してインストーラを作成する方法を、チュートリアル形式で解説します。WiXの説明を交え、実践でも役立つ内容を数回に分けてお送りいたします。 対象読者 インストーラを必要とするすべての開発者。 必要な環境 WiXの動作には.NET Framework 1.1または2.0のランタイムが必要となります。本連載ではUnmanaged C++のDLL(通常のWin32形式のDLL)の作成も行ないますので、Visual C++ 2005 Express EditionまたはVisual Studio 2005 Standard Edition以上がインストールされている環境を想定しています。もちろん、Visual Studio .NET 2003でも利用できます。なお、すべて
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