夕暮れの中に浮かび上がるたくさんのテント。キャンプ場の宿泊客らが食事を取ったり、たき火を囲んだりしていた=東京都奥多摩町の川井キャンプ場で2020年3月21日、手塚耕一郎撮影 新型コロナウイルスの感染拡大で屋内施設の休止やイベント自粛が長びく中、郊外のキャンプ場がにぎわいを見せている。東京都奥多摩町の川井キャンプ場では先週末、河原に大小50以上のテントが並び、夕暮れ時にはテントに泊まる家族連れや若者たちが、たき火を囲んでくつろぐ姿も見られた。 東京都町田市から4歳と生後3カ月の子供を連れ、家族4人で訪れていた会社員の細見幸司さん(34)は「ウイルス感染が心配で、電車に乗るのも控えている。キャンプは人同士の距離があって安心感が…