はじめに 前回および前々回は、OpenCOBOLが標準で用意している機能を使い機能の確認をしました。通常の事務処理計算を行う程度は、COBOL標準で用意されている機能によりコーディングすることが可能なのですが、プラグインなどの外部機能を利用したり、ミドルウェア連携については、プログラム間連携によりパラメータの受け渡しが必要になります(商用のCOBOLでは、独自の拡張機能や連携機能が強化されている場合があります)。 OpenCOBOLでは独自の拡張機能や連携機能が強化されていることはありませんが、COBOL言語仕様による連携機能を利用して外部プラグインや他言語との連携を行うことができます。本稿では、OpenCOBOLのCOBOL言語仕様を使った、複数のOpenCOBOLソースの連携について解説します。 前回までの記事 COBOLプログラミング ファイル処理編その1 COBOLプログラミング