題名:愛から情への移り変わりは波の如く 報告者:ゴンベ 人の精神のはかなく、それでいて、移ろいやすい。それだけ、人の精神の脆弱性を示しているとともに、どのような人であれ、人という存在は完全なる存在ではないことをも示唆しているのかもしれない。人はエイリアンのように完全なる有機体ではないのである。 人の精神の移ろいやすさは、よく捉えると、昨日の自分は今日の自分ではなく、常に人は進歩しているともいえる。わるく捉えると、昨日の自分は今日の自分とは微妙に異なるともいえ、そこに進歩的な要素があればまだしも、他人から見れば退化していることに本人が気づいていない、こともありうる。所謂ジェネレーションギャップはその時に深まることもしばしばある。進歩や退化という表現はいささか行き過ぎかもしれない。しかしながら、感情の起伏の変化は、とみに恋愛における感情において多いことが類推される。場合によっては恋愛によって時