就職活動の段階で、学生はどこまで将来のキャリアビジョンを描くべきなのか。それは「自分がどんな仕事をしたいのか」を、どれだけ考え抜くかということにほかならない。新卒採用段階でシステムエンジニア職を2つの職種に分ける野村総合研究所の人事担当者へのインタビューから、就職活動時におけるキャリアビジョンの描き方について考える。 第4回|1 2|次のページ 学生にとって、就職活動は楽ではない。だが、それは企業にとっても同じである。企業は、優秀な学生を採用するためにさまざまな施策を行う。企業も必死なのだ。 多くのIT企業は「技術職」「開発職」「エンジニア職」などの名前で、優秀な技術系の学生を採用しようとする。だが、この職種採用を突き詰め、新卒段階でシステムエンジニア職をさらに「アプリケーションエンジニア」と「テクニカルエンジニア」に分けている企業がある。そこにはどんな狙いがあるのか。