前回の記事で、SECIスパイラルを高速回転させて知識機動力を獲得するには、組織の一体感が重要だと説明しました。鍵を握るのは組織の構造です。前回、組織のすべてのレベルで組織全体と同じ決断ができるフラクタル型の組織は、スピーディに判断力と行動力を発揮できると述べましたが、もう少し詳しく説明しましょう。 知識機動力を組織のすべてのレベルで持つことができるようになると、柔軟な構想力と行動力を組織のどのレベルにおいても発揮できるようになります。プロジェクトが良い例です。プロジェクトはミニ会社のようにプロジェクト内で完結して意思決定し行動しますが、組織全体の方向性とも合致しています。また、世界最強と言われる米国海兵隊では、小隊は全隊の組織編成と相似形になっています。師団レベル、旅団レベル、大隊レベルと三層構造になっていますが、どのレベルでも、陸海空・支援が常に一組となって行動する。指揮命令系統のレイヤ
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