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2022年12月19日のブックマーク (2件)

  • ストロングゼロを飲んだ

    昨年の冬、十年勤めた会社を辞めた。上司と揉めて、にっちもさっちも行かなくなり、最後はヤケクソで辞表を叩きつけた。 しばらく保険でいつないだあと、近所の倉庫でバイトを始めた。すでに33才。未来には何の展望もないが、特に悲しいわけでもない。そんな段階はとっくに越えてしまった。学歴もコネも才能もない俺みたいな人間は、石の裏に棲息する虫みたいにひっそり生きて、死ねばいい。たまに小さな幸福を拾えたら御の字だし、拾えなくても別にどうってことはない。 夏にSさんという男が入社してきた。俺よりひとまわり上の45才で、とにかく無口なおっさんだった。俺たちは同じ班で働くことになり、気づけば仕事帰りに飲む仲になっていた。 先週、終電を逃してSさんのアパートに泊めてもらった。その夜、彼は別人のように饒舌だった。 「そういえば、あるよ」 Sさんが冷蔵庫からおもむろにストロングゼロを出した。 「飲んだことない?」

    ストロングゼロを飲んだ
  • 最近何か良いものを読みましたか?

    回答: はい。 あるイギリス人男性は、1万3千ドルでセーシェルの小さな無人島を買い、永遠にそこに住み続けることにしました。英国人のブランドン・グリムショウは、40歳を前にして、新聞編集者の仕事を辞め、新しい人生を歩み始めたのです。 この時、その島には50年間、人間が足を踏み入れていなかったそうです。ブランドンは、物のロビンソンにふさわしく、原住民の中から仲間を見つけました。彼の金曜日の友人の名前は、レネ・ラフォールタン。レネとともに、ブランドンは新居の整備を始めました。レネがたまにしか島に来ないのに対して、ブランドンは何十年も一人でこの島に住み、決して島を離れることはありませんでし...

    最近何か良いものを読みましたか?