ズィーティーエフ彗星(C/2022 E3)。2023年1月、三重県南伊勢町「見江島展望台」にて(30mm F2.8、ISO 2500、15秒/撮影:谷川正夫)。 彗星の一番の見どころである「尾」の長さがどのくらいになるかは、彗星の明るさとは別に未知の部分があります。頭部(コマ)が明るくても尾が短かったり淡かったりする場合もあり、長大な尾が見えるかどうかの期待感は彗星を追いかける魅力の一つといえます。 尾が伸びた彗星の写真を地上の景色とともに撮ると、面白い「彗星星景」になります。このような撮影は、カメラを三脚に固定する方法で比較的簡単にできます。 露出をマニュアルに/絞りは開放(もしくは1段絞る)。 露出時間:星像が伸びないように、焦点距離によって決める。広角レンズで15秒前後、標準レンズで10秒程度。 ISO感度:薄明の進み具合や月明かりの影響などにより変わる。テスト撮影してヒストグラムの