この連載のキーワードである「ナラティブ」と、「ストーリー」との違いについて、あらためて説明しましょう。どちらも「物語」であり、しばしば同様の意味で使われますが、微妙な違いがあります。 ストーリーとは、主人公が何をして、どうなったか、一連の出来事を順序立ててプロット(脚本)として伝えるものです。一方でナラティブは、同じく一連の出来事ではありますが、それらを通じて何らかの意味や価値観、体験を伝えるものを指します。 アメリカの辞書「Dictionary by Merriam-Webster」で”narrative”を引くと、1つ目の意味は「ストーリーと同じ」ですが、2つ目の意味は次のとおりです。 「特定の視点 (point of view) や価値観 (set of values)を反映し推進するような状況や一連の出来事の提示や理解の仕方」(筆者訳)。そしてこんな例文があります。 「ティーパーテ
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