今後の事業者間競争を見渡すと、端末は各社でほぼ横並び、通信方式もLTE(TD-LTEを含む)への一本化が進んで差異化が難しくなっていく。設備構築の巧拙は依然として残るが、保有する周波数帯と帯域幅が大きなカギを握り、今まで以上に競争上の有利・不利に影響を及ぼすようになる。
![イー・アクセスとウィルコムの統合効果大](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/bed39b5962a5d552c95b6d796db8f55e72d32943/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fxtech.nikkei.com%2Fimages%2Fn%2Fxtech%2F2020%2Fogp_nikkeixtech_hexagon.jpg%3F20220512)
当コラムでは2回前の「iPhone 5cに圧勝した『土豪ゴールド』」で、中国でも廉価版として米Apple社が出したスマートフォン「iPhone 5c」(以下、同5c)の販売が低迷しているようだということを書いた。その後も、中国や台湾では同5cの不調を伝える情報が相次いでいる。 中でも注目されたのは、EMS(電子機器受託生産)世界最大手の台湾Hon Hai Precision Industry社〔鴻海精密工業、通称:Foxconn(フォックスコン)〕が、同5cの生産を打ち切り、Apple社が同5cと同時に発売を始め品薄状態が続いている旗艦モデル「iPhone 5s」(以下、同5s)の生産に注力するというものだ。 こうした情報は大半が市場関係者や金融機関のアナリストによるものだったが、業界の関心を集めたのは、台湾の経済紙『工商時報』(2013年11月16日付)の報道。同社のiPhone主力工場
「さっきトイレに行ったら、見覚えのあるスマホが洗面台に置きっぱなしになっていたよ」。会社の同僚にそう指摘されハッとした。手元にあるはずのスマホが無いのだ(写真1)。 メールやSNSのチェック、Webサイトの閲覧などに大活躍のスマートフォン。肌身離さず持ち歩いている人も多いだろう。記者もその1人。トイレに行くときも必ずスマホを持っていく。どうやら、手を洗うときに洗面台にスマホを置き、そのまま置き忘れてしまったようだ(写真2)。 急いでトイレに駆けつけた。だが、スマホは無かった。頭が真っ白になる。誰かに持ち去られたようだ。
ソニーデジタルネットワークアプリケーションズ(SDNA)は2013年10月30日、「Androidアプリ脆弱性レポート」を公開した。6170のアプリを調査したところ、5902件、すなわち96%が何らかの脆弱性リスク(脆弱性を持つ可能性)があった。 調査対象は、2013年8月28日までにアプリマーケットから取得したカテゴリごとに人気の上位100位までのアプリ。脆弱性リスクの判定は、一般社団法人日本スマートフォンセキュリティ協会の「Android アプリのセキュア設計・セキュアコーディングガイド」の基準に従ってアプリを検査するSDNA製ツール「Secure Coding Checker」の解析エンジンを使用した。 脆弱性リスクとは、暗号通信やアクセス制御の実装の不備、ログ出力の設定の不備などにより、データが他のアプリから読み取られてしまうといった問題を指す。その際にデータが個人情報やパスワード
新iPhoneの販売が始まって、そろそろ3週間。発売当時の混乱が少しは治まって、買うかどうか、あるいは乗り換えるかどうかを悩んでいる方々も多いことだろう。 筆者はソフトバンクのiPhone 4Sを2年間、使ってきた。その前はiPhone 3GSを使っていた。基本的に“S”が出たら機種変更することにしている。ほぼ2年置きに新機種に乗り換えてきたわけだ。 そして今回も新機種に機種変更をするタイミングがやってきた。iPhone 5sを9月20日に家電量販店のサイトでネット予約をして、9月28日に入手し、ほぼ1週間、使用したところだ(写真1)。 iPhone 5に変更せずに、1年待っただけのことはあって、基本的には満足のいく機種変更ではあったが、細かいところで不満も残る。これから購入する方々に役に立つことがあるかもしれないので、いくつか感じたことを、まとめておきたい。 キャリア、機種、カラーと選択
IFA 2013では、メーカー各社が最新スマートフォンを発表した。モバイル業界における最大の展示会は例年2月に開催される「Mobile World Congress」だが、IFAでもスマートフォンの存在感は健在。デジタル家電やスマートホームなどあらゆる製品カテゴリーにおいて、「スマホ連携」が重要なキーワードとして注目された。 第2回は、その中でも注目度の高かったソニーおよびソニーモバイルコミュニケ―ションズ(写真1)と韓国サムスン電子(写真2)を中心に、IFA 2013におけるスマートフォンについて振り返る。
NTTドコモは2013年9月13日、9月20日に発売する米アップルの「iPhone 5s」「同5c」向けの料金プランや各種キャンペーンを発表した。端末価格はiPhone 5s/5cともに2年契約時の実質負担額で0円からとした。iPhone向けの新たなパケット定額サービス「Xiパケ・ホーダイ for iPhone」も月5460円に設定した。他社ユーザーだけでなく、自社ユーザー向けにも各種キャンペーンを取りそろえており、いきなり大幅な攻勢に出てきた印象だ。 端末の実質負担額は、新規/MNP(携帯電話番号ポータビリティ)/機種変更で同じ体系とした(表1)。通常はKDDI(au)やソフトバンクモバイルのように、「新規/MNP」と「機種変更」で差を設けるのが一般的だが、同一なのは珍しい。新製品への機種変更の実質負担額を0円に設定すること自体も異例で、販促費を積み増した夏モデルのツートップも「Xper
写真1●1.7GHz帯最大150Mビット/秒のサービスを試験運用しているドコモの基地局。神奈川県川崎市の一部のエリア iPhone新機種が国内携帯3社から登場することもあり、これまで以上に携帯各社のネットワークへ注目が集まっている(関連記事:iPhone 5s/5cの対応バンドに見るアップルの深意、そして携帯3社の競争の行方)。 ネットワークの実力は、エリアの広さや、きめ細やかさ、体感速度など、様々なポイントがある。そんなポイントの一つであるピーク速度が、この秋冬から新たな次元に入ろうとしている。NTTドコモとKDDIが、受信時最大150Mビット/秒のLTEサービスをこの秋冬から本格開始することをアナウンスしているからだ(関連記事1:NTTドコモの1Q決算は増収減益、「ツートップ戦略は一定の成果」と加藤社長、関連記事2:「LTEエリア競争はダントツ勝ち」、KDDI田中社長が障害対応完了に合
米アップルから正式にiPhone 5s/5cが発表された(関連記事)。噂通りNTTドコモによる新iPhoneの扱いも決まり、国内の携帯大手3社がiPhoneを発売することになった。国内の携帯各社の競争は新たな局面を迎えることになる。 現時点(9月12日午前)で、各社から料金やキャンペーンの詳細は明らかになっていない。ただアップルが公表したiPhone 5s/5cのLTE対応バンド(参考資料)からは、今後の国内3社の競争の行方、そしてアップルが今回の新機種に込めた深意の一端を読み取ることができる。 基本は北米向け、欧州向けの2モデル、さらに派生モデルが2モデルの構成 iPhone 5s/5cのネットワーク面からみた最大の特徴は、iPhone 5と比べて大幅にLTEの対応バンドが増えた点だろう(写真1)。A1456(iPhone 5c)/A1453(iPhone 5s)というNTTドコモ、KD
NECは2013年7月31日、グループ会社であるNECカシオモバイルコミュニケーションズ(以下NECカシオ)の携帯電話端末事業を見直し、スマートフォンの新規開発を中止すると発表した。長年日本の携帯電話端末市場をリードしてきた同社がスマホからの撤退に至るにはどのような要因があったのだろうか。 噂が現実となったスマートフォン事業からの撤退 NECカシオがスマートフォンの開発から撤退するという噂は以前からさまざまなメディアで伝えられてきたが、それが現実のものとなった。 NECの発表を基にその内容をまとめてみると、NECカシオは7月31日をもってスマートフォンの新規開発を中止、現在販売中の機種を最後に、生産と販売も終了するとしている。一方で、スマートフォンの保守は継続するほか、埼玉日本電気が手掛けるフィーチャーフォンの開発及び生産は継続するとのこと。またタブレットに関しては、NEC本体が手掛けてい
米Wall Street Journalは現地時間2013年9月6日、米Appleが中国最大の携帯電話会社China Mobile(中国移動)に新型iPhoneの廉価モデルを出荷すると伝えた。すでに組み立て業務を手がける台湾・鴻海精密工業(Hon Hai Precision Industry)傘下の中国・富士康科技(Foxconn Technology)に、廉価モデルの出荷リストにChina Mobileを加えるよう指示しているという。 China Mobileの加入者数は約7億人で、米国最大手であるVerizon Wirelessの7倍の規模。だがAppleはまだChina Mobileと提携しておらず、China MobileはiPhoneを取り扱っていない。一方中国では今年、米国の2倍以上となる3億5200万台のスマートフォンが出荷されると見込まれている。AppleはChina Mo
米Wall Street Journal(WSJ)は現地時間2013年9月5日、米Appleが現行の画面サイズよりも大きなiPhoneの市場投入について、検討を始めていると報じた。Appleは、4.8インチから6インチまでのさまざまなサイズについて現在評価を行っているという。 Appleは現地時間9月10日にカリフォルニア州の本社でイベント開き、iPhone 5の後継モデルと、同社初となるiPhoneの廉価モデルを発表すると見られている。Wall Street Journalによると、現在Appleが評価を行っているのはそれらとは異なる。9月10日に発表される新モデルの画面サイズはいずれもこれまでと同じ4インチだという(関連記事:「iPhone 5S」と「iPhone 5C」お目見えか、Appleが9月10日のイベント招待状を送付)。 Appleでは2007年にiPhoneの初代機を発売し
日本経済新聞や朝日新聞、NHKなどが2013年9月6日、NTTドコモがこの秋から米アップルの「iPhone」を発売すると報じた。NTTドコモは即座に「本日、一部報道機関において、当社がアップル社のiPhoneを発売する旨の報道がありましたが、当社が発表したものではございません。また、現時点において、開示すべき決定した事実はございません」というお決まりのコメントを出した。 確かにここ数日(特に昨日)、業界関係者の間でドコモの動きについて様々な噂が流れていた。これまでもタイミングごとに「ドコモがiPhoneを発売する」という噂は流れてきたが、筆者の感触で言えば、今回はかなり確度が高いと感じている。ここでは、このまま米アップルとドコモの交渉がまとまり、ドコモがiPhoneを扱った場合の国内の携帯業界へ与える影響を整理してみたい。 タイミングは今しかない まずドコモが直面している状況を考えると、短
フュージョン・コミュニケーションズは2013年9月5日、同社のスマートフォンなど向けIP電話サービス「IP-Phone SMART」で、1枚のクレジットカード番号で最大5つまで電話番号を登録できるようにしたと発表した。ユーザーからの複数番号登録の要望が多く、これに対応したとしている。 IP-Phone SMARTは、月額基本料なしで通話料のみ支払う050番号が使えるIP電話サービスである。携帯電話、PHS、固定電話への通話料金は一律8.4円/30秒で、フュージョンや一部の事業者の050電話同士であれば通話料は無料となる。家族などの単位でスマートフォンの通話料を安くしたいといったニーズに対応し、今回、一つのクレジットカード番号で複数の電話番号を登録できるようにした。 追加電話番号の発行には、手数料として525円がかかる。またこれまでIP-Phone SMARTを一度契約した後、解約したユーザ
イー・アクセスは、総務省から1.7GHz帯の実験試験局の本免許を取得、香川県高松市の一部でフィールド実証実験を開始すると発表した。期間は、2013年8月22日~2013年10月中旬を予定する。 実証実験では、総務省が周波数アクションプランにおいて新たに確保するとした1.7GHz帯と、隣接する同社の既割当周波数を使用し、LTEの高度化技術の通信品質や通信速度(スループット)の評価を行う。 実験の内容としては、下り300Mbps(20MHz幅、4×4 MIMO)の検証、下り150Mbps(20MHz幅、2×2 MIMO)の検証、キャリア・アグリゲーションの検証を予定する。 使用する周波数は、5MHz×2(1744.9~1749.9MHz/1839.9~1844.9MHz)および隣接する同社の15MHz×2の既割当周波数(1749.9~1764.9MHz/1844.9MHz~1859.9MHz)
スマホ・タブレット満足度ランキング、iPhone 5とiPad miniが首位 国内メーカーの大半は上位に食い込めず、通信サービスはイー・アクセスが高評価 日経パソコンは2013年8月22日、「スマートフォン・タブレット満足度ランキング」の集計結果を発表した。機能や使い勝手などを含む製品全体の評価である「総合満足度」は、スマートフォン部門が「iPhone 5」、タブレット部門が「iPad mini」と、いずれもアップル製品が首位になった。一方で国内メーカーの多くの製品は下位に沈み、苦戦が際立った。通信サービス部門では、イー・アクセスが首位だった。ランキングは、日経BP社が発行するメールマガジンの読者を対象に実施したアンケートを集計して決定した。アンケートの回答者は計1万4279人。今回が第1回目の調査となる。 ここ数年で急激に普及しているスマートフォンとタブレットは、仕事にも生活にも不可欠
NTTコミュニケーションズのグループ会社でポータルサイト運営などを手がけるNTTレゾナントは、米AppleのiPhoneなどSIMロックフリーのスマートフォンやタブレットと、NTTコムが提供するモバイルデータ通信用のSIMカード「OCN モバイル エントリー d LTE 980」のセット販売を開始した。 同社が楽天に出店している「goo SIM Seller」で、2013年7月下旬から1日ごとに台数を限定するなどして販売している。購入時に「現在契約中の通信事業者」や「端末の保有台数」などを回答してもらうアンケートを用意しており、テストマーケティングとして実施しているものだという。 OCN モバイル エントリー d LTE 980は、月額980円で1日30Mバイトまで通信できるLTEに対応したSIMカードである。goo SIM Sellerのサイトでは、このSIMカードとiPhone5のセッ
日本テレビ放送網は、8月12日の午後7時から放送する「ワールドプレミアムボクシング18 The REAL ボクシングダブル世界戦」において、メインイベントであるWBC世界バンタム級タイトルマッチで、投票企画「視聴者Twitterジャッジ」を実施する。 タイトルマッチ「王者 山中慎介 × 挑戦者 ホセ・ニエベス」の試合中に、各ラウンドで、どっちが優勢と思うかについて、視聴者自身のジャッジをTwitterでハッシュタグ「#王者山中」か「#挑戦者ニエベス」を付けてツイートすることで、投票に参加できる。 視聴者からの投票経過をリアルタイムに集計し、番組中で随時発表する(写真)。また、日本テレビのボクシング中継の公式Twitterアカウント「@ntvboxing」をフォローして投票した中から抽選でホテル宿泊券や、山中選手サイン入りTシャツなどをプレゼントする。
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