グーグルが8月5日に国内でサービスを始めた「Google マップ ストリートビュー」(以下、GSV)がネットで話題だ(関連記事)。便利だという声が出ている一方で、ラブホテルに入るカップルや車のナンバー、垣根を越えた家の外観がばっちり映っている場所もあって、「プライバシーの侵害だ」「日本の文化に合わない」という批判も飛び出している。 GSVの開始後、グーグルはユーザーからの削除依頼を受けて、いくつもの場所の画像を非表示にしてきたが、いまだこの手の議論は収まる気配がない。8月27日には、インターネット先進ユーザーの会(MIAU)が、この件についてのシンポジウムを行なっている。一体、この件の何が論点になっていて、われわれは何を学べばいいのだろうか。MIAUのメンバーの一人として、先のシンポジウムを開催したジャーナリスト、津田大介氏に話を聞きいた。 Googleマップのいち機能である「ストリートビ
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