ブックマーク / sivad.hatenablog.com (7)

  • ペンと剣にまつわる4つのルール - 赤の女王とお茶を

    精神分析家でもありませんし、人の内面を探るのはあんまり好きじゃないので、「彼」についての素人分析はやめておきます。そこには歴史の積み重ねがあったとしかいえない。 気になったのはこちらの話。 「加藤の乱」を平成の血盟団事件にしないために 「加藤の乱」という呼び方はどうかと思うのだけれど、この事件が結果的に「剣」の役割を果たしたのは否定しようがないでしょう。 mkusunokさんは良心的に「それでもペンが強い」ことを主張なさっていますが、ペンと剣の関係は単純にどっちが強い、というものではないし、どっちも必要、という以上に複雑です。 思いつくままに、ペンと剣の関係について4つばかり挙げてみましょう。 1.ペンと剣が直接戦えば、剣が勝つ 2.お互いが同等の剣を持っている時、ペンに優れたものが勝つ 3.剣同士の戦いはゼロサムかマイナスサムだが、ペン同士の戦いはプラスサムになりうる 4.したがって剣で

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    kekera
    kekera 2008/06/18
  • 赤の女王とお茶を - 5分でわかるドーキンスvsグールド

    ドーキンス VS グールド (ちくま学芸文庫) 作者: キム・ステルレルニー,狩野秀之出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2004/10/07メディア: 文庫購入: 6人 クリック: 45回この商品を含むブログ (70件) を見る久しぶりに再読。やはり面白いです。 せっかくなんで生物学界の二大プレゼンテーター、リチャード・ドーキンスと故スティーブン・J・グールドの生物進化観と、その論争について簡単にまとめてみましょう。 「利己的遺伝子」のドーキンス。 「断続平衡説」のグールド。 なんといっても二人を特徴付けるのはこれらの斬新なキャッチフレーズでしょう。 しかし同時に多くの誤解を生んだのもこの言葉たち。まずこの2つのフレーズについて、よくある誤解と正しい理解をチェックしておきましょう。 ・利己的遺伝子 あまりにも有名なこのフレーズ。「ミーム」と並んで、ドーキンスのコピーライターとしての才能

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    kekera
    kekera 2007/08/10
  • 赤の女王とお茶を : 穴を掘る仕事と穴を埋める仕事。そして「モモ」。

    個別の部門がどんなに効率を上げようと、また努力を重ねて「生産性」を上げようと、全体としては全く効果がない、どころかただ疲弊して後退するのみ、という状況が存在します。 穴掘りチームは穴を掘る。 どんどん深く、どんどん早く。地面にでかい穴を掘ることが彼らの「生産」。 穴埋めチームは埋めていく。 片っ端から土を放り込む。すばやく力強く、平らな地面が彼らの「生産」。 双方、仕事人間。 工夫を凝らし、自分を鍛え、いろんな機械を開発して「生産性」の向上に努めます。 毎日必死に働いている。 仕事の最中は、それなりに充実もしている。 でもしばらくやってきて、状況が前進している気がまるでしない。 努力が足りないのだろうか? もっと必死でやればいいのか? 多分そうなんだろう。 もっと掘らなくては。 もっと埋めなくては。 日でうまくいっていない部分を見ると、よくこういった構造が透けて見えます。 上げても上げて

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    kekera 2007/05/23
  • 人生を貧しくする2つの”J” - 赤の女王とお茶を

    頭がいいのに成功できない10の理由 へー。 成功かどうか知らないけれど、コレに囚われると人生貧しくなるよ、早いとこ捨てようね、というものは2つほどあると思う。 一つは、「恥(haJi)」。 ジョジョ6部のプッチ神父も言っていたと思うけど、恥をかくこと、特に過去の恥に囚われるのは禁物。自分の愚かさを責めるヒマがあったら少しでも向上すればよいだけのこと。 起きてしまったことは仕方がない。後はそれをどう利用するかに尽きるのです。 もう一つは、「意地(iJi)」。 これもやっかいだ。 世間で「プライド」と呼ばれているものの大半は単なる「意地」であって、百害あって一利なし。意地というのは誰か他人に対して張るものだけれど、結局それはその誰かさんに価値判断を預けているということだ。 真のプライド、「誇り」というものは自分に対して持てばそれでいい。死ぬ時に誇りを持って死ねるかどうか、それを基準に生きればい

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    kekera 2007/02/28
    心がけていこう。恥と意地は気にしない(゜ε゜)……でもやっぱ安目は売りたくないと思ってしまう。
  • 赤の女王とお茶を - アメリカの科学教育は76ヶ年計画で着々と進行中。

    納豆だの波動水だの血液型だのに沸く日列島。 安部首相率いる現政府は「識者」達の「教育再生会議」を招集し、実にステキな対策や提言を通じて教育改革に取り組んでいます。 一方、アメリカにおいては既に1985年から大規模な教育改革プログラムが発動しており、現在も進行中です。 その名も"Project 2061"。 Project 2061は、先日も書いた最強の民間理系支持団体AAASを中心として、様々な分野の専門家を集め国ぐるみで作成された一大プロジェクトであり、全アメリカ国民の科学的思考力を増進するための76ヵ年計画を米国全土、あるいは州レベルにおいて遂行せんとする極めて戦略的で具体的なプランです。 Project 2061ではまず、Science for All Americansという報告をまとめ、「科学」とは何か、そして国民が身に付けるべき「科学力」とはどういうものであるか、について徹底

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    kekera 2007/02/24
  • 赤の女王とお茶を - 日本の理系が敗北するたった一つのシンプルな理由

    残業代を払えない経営者は無能である 有能な経営者を期待したら負けである なかなか面白くなってまいりました。 経営に関することは御大二人にお任せするとして、私はこれを一種の「理系哀歌」モノとして読みました。 ですが実は、日技術者や研究者の社会的立場がいつまでたっても弱く、「搾取」され続ける理由は明白なんです。 支持団体がないから これですよ。 もちろん瑣末な理由はいくらでも出して来れますが、社会的に観るならば間違いなくコレです。 例えば米国。 かの国には世界最大・最強の理系支持団体、 "AAAS (American Association for the Advancement of Science)" があります。 262の支部と1000万人の加入者を誇るこのNPOは世界最高峰の科学雑誌「Science」の発行元として有名ですが、ホームページを読めばその活動はまさに「アメリカ理系力」の

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    kekera 2007/01/31
  • 赤の女王とお茶を -何のために勉強するのか:解答編

    子供の「どうして勉強しなきゃいけないの?」→ 勉強することの具体的で直接的で切実なメリットを説明*1 どうして勉強しなきゃならないんだよ! ゆとり教育見直しに異論続出=「知識より人間力向上を」−与党 うーん。 「何のために勉強するのか」でこれほどケンケン、ガクガクしなくてはならないってのは正直、驚愕。 これじゃあ教育が迷走するのも仕方ないかもですね。 じゃあ答えです。 まず、この問いには二つの意味があることを認識してください。 1.なぜ、「勉強という行為」が必要なのか 2.なぜ、「現行のカリキュラム」を勉強せねばならないのか この二つをごっちゃにするから、わけが分からなくなる。まあ、そういうカオスを楽しむのも一興ではありますが。 1.に対する解答 「インプットして、アウトプットする」という行為それ自体の訓練だから。 インプットもアウトプットもなければ、残念ながら人は箱と変わりません。人間の

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    kekera 2007/01/27
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