昨日のエントリを受け、磯崎さんから丁寧な対応をいただきました。ありがとうございました。 その中で示されている問題提起について、webmasterの考え方を示すことで有益な議論につなげられる可能性もあるのかな、とも思いますので、可能な限りでお答えさせていただくこととします。 在職老齢年金 (略)今後の環境を考えてみると、「受給時に金持ち」だったり「収入が多い」場合など、(健康で文化的な最低限度の生活を営む権利などを侵害しない範囲で)、年金がもらえなくなる人や額が減らされる人の範囲が増える法改正が今後行われる可能性はそれなりに高いのではないかと思います。 「「年金を受け取れる権利」なんて、もともと存在しない(補足編)」(@isologue6/10付) おそらくここで磯崎さんの念頭にあるのは在職老齢年金ではないかとwebmasterは思いますが、実際問題として、物価スライド・賃金スライドの存在を
磯崎哲也さんの「「年金を受け取れる権利」なんて、もともと存在しない」は、この手の問題について磯崎さんへのネット上での信用度は高いだけに、とっても困ってしまいます(現に、はてなブックマークも多数集まっています)。というのも、完全に間違っているのですから。というわけで、このエントリをご覧いただきましたら、訂正いただければ幸いです。 #このエントリは、磯崎さん向けということで、一般向けのわかりやすさを二の次にして書きます。わけわかんねーよ、といったご不満もあろうかと存じますが、趣旨をお汲み取りいただきますようお願い申し上げます。 磯崎さんのご主張の概要 磯崎さんのご主張が端的に表れているのは、次の部分でしょう。 以前も書きましたが、法的な説明としては「年金2008年問題」の著者の玉木伸介氏がおっしゃっていた、 年金をいくら受け取れるかは「法律」で決まっている。「法律」で決まっているということは、
いろいろ議論になっているようです。 「副作用が大きすぎるストレージ・サービス違法判決」(@栗原潔のテクノロジー時評Ver25/26付) 「ストレージの利用がなぜ著作権侵害なのか」(@ナガブロ5/26付) 「ネット上にデータを保存するサービスはすべて著作権侵害で違法です」(@GIGAZINE5/26付) 「JASRACもJASARCだし裁判官も裁判官」(@Web屋のネタ帳5/26付) 「たけくまさん、こっちを騒ごうよ(笑)」(@切込隊長BLOG(ブログ)〜不滅の俺様キングダム〜5/27付) 判決を読み、多くの批判の中心にあると思われる、他のストレイジサービスへの影響に絞って考察してみます。 事件の概要は上記リンクなどをご覧いただくとして、判決において主要な争点となったのは、MYUTAストレイジサービスがサーバにデータを保存し、それをユーザの携帯電話に送信する行為について、それぞれが私的複製か
■ [economy][WWW]生産性問題まとめ 山形浩生さんと池田信夫先生が中心となった一連の論争について、まとめてみました。 主なやり取り(時系列順) 山形浩生さんゴッドランドの経済学(はてなブックマークでの反応) 山形浩生さん生産性の話の基礎(はてなブックマークでの反応) 池田信夫先生生産性をめぐる誤解と真の問題(はてなブックマークでの反応) 山形浩生さんそれでも賃金水準は平均的な生産性で決まるんだよ。(はてなブックマークでの反応) 分裂勘違い劇場さんアルファブロガーたちの地位争いが優良コンテンツを量産する(はてなブックマークでの反応) 池田信夫先生生産性と「格差社会」(はてなブックマークでの反応) 分裂勘違い劇場さん「他人の生産性が向上すると自分の給料も増えるのか?」を中学生でもわかるように図解してみました(はてなブックマークでの反応) 山形浩生さん山形より上手でていねいな説明をご
■ [economy]マルクス主義2.0 だから、生産性の高い人間だけを集めて仕事をすれば、途方もない生産性で成果が生まれ、とても自分では食いきれない価値が発生するのは必然である。このことは、養老氏が「脳化社会」と言っている範囲、つまり、普通の人が「社会」とか「リアルな社会」と呼んでいる範囲では、同じように成立する。(略)そして、まずは直径30cmのケーキを差し出す。つまり、自分たちの高い生産性の成果を、惜しげもなく社会に還元する。だから、「アリさん」企業の生産物は、ほとんどがタダになる。電話や検索やメールやワープロがタダになっているのは、全然序の口で、もっといろいろな凄いものがタダになる。広告とかバージョンアップとか、何らかのヒモつきで後でお金を取られるようなニセモノのタダではなくて、本物のタダになる。(略)タダにならない部分は、アリさん企業の法人税を財源として、失業手当として支給できる
■ [government]ホワイトカラーエグゼンプションと公務員給与の実態 はてなブックマークで見つけたのですが、厚生労働省の課長以上には、管理職手当という手当が支給される代わりに残業代が一切支給されない(公務員は労働基準法適用除外、ということで一応合法らしい)。ということで、「絶対に『わかった』とは言わない」どころか、すでにやっているわけですな。http://anond.hatelabo.jp/20061222134941この人はホワイトカラーエグゼンプションについては理解しているようだが、官僚制度の知識はウトイようだ。「ホワイトカラーエグゼンプション」(@はてな匿名ダイアリー12/23付) 若干の事実誤認が含まれているようですので、いくつか訂正を。 国家公務員の課長職は、職級でいうと9級以上の上級幹部職員。国家公務員の職級順位は係員(1-2級)<係長(3-4級)<課長補佐(5-6級)
■ [WWW][media]追い詰められたYouTube、あるいはGoogleが2,000億円の価値を認めた理由に関する一考察 以下は、主として日本におけるYouTubeの活用のされ方を前提とした考察です。先進国の中ではトップクラスのブロードバンド普及を誇る日本の現状は、アメリカその他の国の将来をも垣間見せているものと考えられますので、一般論としてもそれほど外れてはいないとは思いますが、一応お断りを。 起:YouTubeで人気を集めるコンテンツの傾向 webmasterはそれほどYouTubeを積極的に活用しているわけではないので、あくまでマスメディアで報じられたような事例に限られますが、話題となった動画としては次のようなものがありました。 NTV・スッキリ!!における山本圭一さんの不祥事を受けての極楽とんぼの相方・加藤浩次さんの号泣 NTV・24時間テレビにおけるアンガールズ100kmマ
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