麗かな春の日に川べりを散歩していたら、 鴨さんがみんなで競うように草の芽を食べていました。 春の野草は鳥さんにとっても、きっとすごく美味しいんでしょうね。 そこで一句。 旅立ちにみんなと食べた蕗の薹 《 鴨の群れ我先に食む春の草 》 と最初は詠んでみたのですが、そのままで面白味がないので写真を生かして詠んでみました。 鴨さんは春になると北の方へ旅立ちます。 残る鴨さんもいますが・・・。 蕗の薹を鴨さんが好きかどうかはわかりませんが、春は人も旅立ちの季節です。 みんなと蕗の薹の料理を食べた人も多いのではないでしょうか。 そういう気持ちも寄せて、詠んでみました。 蕗の薹〖春の季語〗蕗の芽、蕗の花、春の蕗 キク科の多年草。早春にいち早く地中から萌黄色の花茎を出し、その外側は大きな鱗のような濃い赤紫色の葉で幾重にも包まれています。 ほろ苦い風味と香りがあり、蕗味噌や天麩羅などにして食べます。 みな