造船大手の年初来の値動きが明暗を分けている。三井造船(コード7003)を筆頭に佐世保重工業(7007)、川崎重工業(7012)の3銘柄は好調なのに、三菱重工業(7011)がさえない。 15日終値は三井造が前週末比2円安の241円と反落。佐世保重工は1円安の227円、川崎重工も6円安の261円とそろって続落した。しかし、1月5日終値を100として指数化すると、日経平均株価の111に対してそれぞれ152、120、138まで上昇した。一方、三菱重は15日終値で7円高の416円と4営業日続伸したが、指数は102にとどまっている。 三井造と佐世保重工が好調なのは、2010、11年3月期の業績がいずれも堅調と見込まれるからだ。造船市場は08年前半までの海運好調を受けて、この先3年分の豊富な受注残を抱え、「11年度後半までは売り上げの伸長が予想されている」(証券アナリスト)。さらに、造船の主原材
「これから米国は、最良の日々を迎えようとしている」。米著名投資家、ウォーレン・バフェット氏の最近の発言だ。同氏はさらに、米企業の株を買い入れていることも明らかにしている。「オマハの賢人」の異名をとるバフェット氏のこうした強気の言動により、米国経済に対する楽観論も一部で出てきた。だが、バフェット氏の人物像を点検したうえで、発言を詳細にみていくと、その強気姿勢が実は控えめなものであることに、いや応なしに気づかされる。 ◆生産性向上カギ まず理解しなくてはならないのが、バフェット氏の気質は強烈な楽観論と極度の用心深さの絶妙なブレンドだという点だ。同氏が保険会社ガイコの買収やアメリカン・エキスプレス株への投資で大もうけし、その一方で危ない投機話とは距離を置き続けてこられたのは、楽観論と用心深さのバランスが、絶妙だったからだ。 また、彼は自分の「賢人」イメージを大切にする。後で「間違って
住宅ローン減税の拡充に加え割安感も高まったことで、マンション市場に底を脱する気配が強まってきた。年明け以降、相場よりも2割程度安い“アウトレットマンション”が増え、販売業者も値引き戦略を強化していることで、モデルルームへの来場者数はこのところ増加基調にある。ただ、このまま上昇軌道に乗るかという点では懐疑的な見方が多い。新規供給には、中小デベロッパーを中心に慎重姿勢が崩れていない。 ◆魅力で選ぶ動き 民間調査会社の不動産経済研究所が16日まとめた5月の首都圏のマンション発売戸数は前年同月比19.4%減の3538戸で、21カ月連続で減少した。5月18日の段階では2.5%増の4500戸前後と増加に転じると予想していたが、結果的にマイナスになったのは、不動産会社が在庫の圧縮を優先し、新規発売を抑制したためとみられる。 今年1月からの累計発売戸数も26.7%減の1万2818戸で、前年水準を大
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く