雑誌『WIRED』の元編集長で、現在は黒鳥社(blkswn publishers)を設立した若林恵さんと、クラシコム代表の青木による対談の後編です。 前編では、メディアを通じた「書く/作る」ということへのスタンスから、編集者が社会に提示できる価値などの話が広がりました。後編はお互いが思う「情報」との接し方を入り口に、ふたりの話題は「希望を語る大切さ」へと及んでいきます。 アウトプットなき情報は自家中毒を起こす 若林 青木さんって、最初からメディアがやりたかったんですか? 青木 いや、僕は「何がやりたい」とか本当にない人間で。妹が「やりたい!」というお店を経営者として手伝うところからスタートしていて、今は僕だけじゃなくてみんなで幸せになるにはどうすればいいのかなと……それだけです。 若林 僕もね、「若林さんって何やりたいんですか?」と聞かれても、「別に」って。 青木 その質問、困りますよね。
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