かつて90年代末にファイル共有サービスとして立ち上げられ、音源ファイルが自由にやりとりされて大きなブームと問題を巻き起こしたナップスターの明暗を描いたドキュメンタリー作品『Downloaded』がネットで配信が開始されている。 作品は今年のサウス・バイ・サウスウェスト・フェスティヴァルで初公開され、先月末から一般公開もされ、話題を呼んでいるが、監督のアレックス・ウィンターは「ぼくたちが目撃してきたものは業界内での単なる対立というものではなかったと、誰対誰という単純なものではなかったと思うんだ」とこの作品で追っているテーマについて語っている。 ナップスターはファイル共有ソフトを利用することでユーザー全員が自分の音源ファイルを共有しやりとりできるシステムになっていたが、音源の著作権は当然まったく無視したものになっていたため、その後アメリカ・レコード産業協会がナップスターの運営を阻止するために、