活発な噴火活動が続く鹿児島市の桜島で、ダイナマイトを爆破させて人工的な地震を起こし、地下のマグマの状態を探る調査が行われました。 この調査は、活発な噴火活動が続く桜島で地下のマグマの状態を調べ、将来起きると想定されている大規模な噴火の予知につなげようと、京都大学や気象庁などの研究グループが6年前から実施していて、4日夜は地下にマグマだまりがあると推定されている桜島の北東部を中心に行われました。 地震の際、揺れが波のように伝わる「地震波」が、地下の構造物の固さによって伝わり方や反射のしかたが変わることから、マグマの位置や量が推定できるということで、4日夜の調査では合わせて14か所の地下にダイナマイトを埋め、次々と爆破させて人工的に地震を起こしました。 また、ダイナマイトを埋めた穴は爆破の衝撃が逃げないよう水で満たされていて、爆破の瞬間、水が勢いよく地上に噴き出しました。 研究グループでは、桜