ブックマーク / ncode.syosetu.com (9)

  • 絶対に仏教由来語を使ってはいけない異世界

    「勇者さま、お願いします! どうかこの世界を」デデーン 光に包まれて気づいたら見知らぬ場所にいた。目の前には西洋の魔女崇拝を思わせる、しかしどこかエキゾチックな、装飾付きの黒衣を着た女が身の丈ほどの杖を持って立っている。彼女が口を開いて何か喋ったかと思うと、不安感を煽るような恐ろしい音がどこからともなく聞こえた。 ——召喚師 OUT 天の声が響き、広間の入り口から威圧的な覆面をつけた屈強な人物が入場する。その人物は黒衣の女を跪かせ、 ズバァン!! 「ッアァッ!」 持っていた弾力のありそうな棒で尻を打ち付けた。鈍い音と鋭い悲鳴が上がったのを確認して人物は来た方向へ帰っていった。 「勇者さま、どうかお救いください」 勇者とは自分のことらしい。とにかく、状況を把握しようとした。上からは太陽光と思われる光が差し込んでいる。広間の中で自分がいるところだけを明るく照らすように調整されているようだ。円形

    絶対に仏教由来語を使ってはいけない異世界
    kenchan3
    kenchan3 2020/11/09
    仏教用語もサンスクリット語だから印欧語は全部ダメになるような
  • 技術屋は知っている。航空機は真円構造ほど安心できると。~そして400名乗りの世界最大のプロペラ機が誕生した~

    特許系エッセイシリーズ 技術屋は知っている。航空機は真円構造ほど安心できると。~そして400名乗りの世界最大のプロペラ機が誕生した~ 昔からこんな格言がある。 旅客機は胴体構造が真円に近いものほど事故が少ない。 1990年代後半によく囁かれた話である。 かつて筆者はこんな事を周囲に漏らしていたことがあった。 ボーイングで乗るなら777以外乗りたくないと。 あの航空機はやたら事故が少ないが、事故が少ない理由の1つには当時のボーイングとして極めて珍しい胴体構造を採用していたことが関係している。 旅客機の胴体構造。それはスペースと強度の戦い。 ことボーイングに社においては当時、楕円状にサイズの異なる2つの円筒を重ね合わせて胴体を構成する構造とするのが旅客機の基設計だった。 これは当然強度的に不利なものであるのだが、ボーイングは707以降、767といった中型機も含めて殆どの航空機で類似する設計手

    技術屋は知っている。航空機は真円構造ほど安心できると。~そして400名乗りの世界最大のプロペラ機が誕生した~
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    kenchan3 2018/12/02
  • さらばゴアテックス。軽量テントを求めるツーリングライダーは絶望の時代に。

    実は前回のエッセイ、当は大塚家具について書きたかったのに、いつの間にかジムニーの話題になってしまっていた。 まあジムニーについても一言言いたかったんだ。 筆者は基的にコスパという言葉が好きだ。 そういう性格なので新車購入に「価格分の満足感がない」となると、どうしても一言言いたくなる。 それが性能面では優秀な車であったなら尚更のこと。 コストパフォーマンスというのは魔法の言葉だ。 私はこの世の全ての工業製品において「高い耐久性」を求めるきらいがあるが、 それはいわば「損しない」からである。 「損した気分に」ならないからである。 所有欲を満たすのは何といっても、その製品が陳腐化したりして収納スペースの奥に仕舞い込まれていても、電源を付けたりすれば今でも動作するという「耐久性」と「品質」にある。 稀に掃除して出てきたときに動作確認をした際に完全動作すると今でも「所有」している状態を認識するの

    さらばゴアテックス。軽量テントを求めるツーリングライダーは絶望の時代に。
    kenchan3
    kenchan3 2018/10/04
    ゴアテックス
  • ジムニーが高張力鋼を積極的に採用しなかった理由

    現代におけるゼネラリストというと、どういう人物を指すかといえば、匠大塚の会長などが相応しいと言える。 彼らは職人と言われるスペシャリストではないが、職人が作りしソレについて理解を示し、その商品の品質を見極めることができる力を持った経営者だ。 結果的にこれを書くのが大幅に遅れたことで、「私は大塚家具が滅ぶのを予測していた」などといっても、今では軽く嘲笑されるような事後の主張にしかなっていないのが残念であるが、 そもそもがゼネラリストと呼ばれるような存在を気で目指す、あるいは目指していた者であれば、大半の人間が大塚家具の事の顛末を予測できたと言えよう。 まず1つ。 ものづくりにおいて、経営者に最も重要な能力は製品品質を見定める能力である。 こいつは当に重要で、その製品を構成する部位がどういった役割をもっていてどういう状態でなければならないのかを見定める能力がないと、品質は底なし沼に浸かるが

    ジムニーが高張力鋼を積極的に採用しなかった理由
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    kenchan3 2018/09/28
  • のぞみの台車亀裂の件の続報とスペシャリスト育成と効率化の奥に潜むリスク

    何が驚いたかって、溶接不備と剛性不足のダブルコンボが事実だったことである。 その詳細については「のぞみの台車亀裂の件について、もうちょっとだけ詳しく調べてみた」を見てほしい。 のぞみの台車に使われる鋼板は7mm以上と定められ、通常はそれを用いれば亀裂が発生しても次の検査までに間に合う予定だった。 だが亀裂が発生した部分の鋼板は4.7mm~5.2mmしかないという。 剛性低下度合いで言えば30%を余裕で越える。 計算はしていないが亀裂発生から3000km以内での破断は十分ありえる範囲内である。 結局、筆者の予測通りの結果となってしまったということだ。 神戸新聞ではかなり詳しい事情が書かれていたが、溶接時に台車部分の部品を接合する際に「きちんとハマらなくて削った」という。 そんなのありえていいのか? 車のDIYと同じ感覚で台車を製造したというが、危険性認識に乏しすぎて怖すぎる話である。 つまり

    のぞみの台車亀裂の件の続報とスペシャリスト育成と効率化の奥に潜むリスク
    kenchan3
    kenchan3 2018/03/01
    そういうことだったか。 前回の記事と合わせても、亀裂が入ってから16万キロ走れるのがこの台車は3000キロか。1日も持たないんだな。
  • 神戸製鋼の件でいい機会だし、アルミについて見直すべきことを主張してみたいと思う。

    最初に一言言っておく。 私はアルミ合金が嫌いだ。 正確には「適材適所で用いられていないアルミ合金」という存在が大嫌いだ。 つまり「適材適所に用いたアルミ合金」は大好きだ。 アルミ合金の歴史は意外にも古い。 日国では後2年でアルミ合金生産から100年目を向かえる。 純粋なアルミ製品であればもっと古い。 ところで、私が毎月読んでいる技術雑誌があるなかに興味深い記述があった。 「工業材料」とか「塗装技術」とか日刊工業新聞が発刊しているものだ。 これは昭和30年以前から発刊しているが、それの昭和62年ごろの記述だ。 「昨今のアルミ合金の特性を省みない多用には警笛を鳴らしたい」という話。 この雑誌においては当時まだ実用段階ではなかった様々な素材について取り上げられ、過去の話を見るだけでも様々な発見がある。 特に特定の材料にだけ焦点を当てて過去から現在まで見ると、どうして実現にまで至ったのかが見られ

    神戸製鋼の件でいい機会だし、アルミについて見直すべきことを主張してみたいと思う。
    kenchan3
    kenchan3 2017/10/23
    名前で見たら、ソ連の宇宙開発を書いた人だった。なんだそれ。 /全てにおいて最高の材料はないからそれぞれの特性を見極めた適材適所が必要だけど、それを探すのは面倒臭いのよ。
  • ソ連の宇宙技術は最強過ぎたのだが、それを西側諸国が完全に理解したのはつい最近だった - 少佐!減速できません!助けてください!……え?ソビエト式でどうにかしろ!?

    アメリカの有人宇宙開発が大きく遅れている一方で、近年ロシアはこれまで秘密とされてきたソユーズの最大の機密情報を公開して各国は驚かされた。 ソユーズといえば半世紀以上用いられている宇宙船である。 そのソユーズ、アポロ時代ではアメリカのプロパガンダにより「ソ連の宇宙船は耐熱処理も不十分で非常に危険」と宣伝されていた。 実際にソユーズの耐熱処理能力はアポロ宇宙船やスペースシャトルと比較するとそれほどよろしくない。 にも関わらず、ソユーズが大気圏突入にて失敗して燃え尽きたという事件が1つも無いことに誰も違和感を感じなかったのはアメリカのプロパガンダがいかに凄まじかったかを如実に表している。 ソ連から言わせると「なんでそんなに無駄に重くしてむちゃくちゃな大気圏突破の仕方をしているんだろう?」と当時から思っていたようだが、この情報は宇宙開発において宇宙船の重量を大幅に軽量化できる技術であったため、極最

    ソ連の宇宙技術は最強過ぎたのだが、それを西側諸国が完全に理解したのはつい最近だった - 少佐!減速できません!助けてください!……え?ソビエト式でどうにかしろ!?
    kenchan3
    kenchan3 2017/10/09
    skip reentryでググるとApolloでも考えてた図が出てくるけど、米が未採用なのはなんだろう?
  • ソ連の宇宙技術は最強過ぎたのだが、それを西側諸国が完全に理解したのはつい最近だった - ラヴェル船長の受難とソビエト及びロシアだけが保有する衛生管理技術

    宇宙におけるある事柄について、とくに強く訴えた宇宙飛行士がいる。 その男の名はジム・ラヴェル。 とある宇宙飛行と、ある映画の大ヒットによって非常に有名になった男である。 この名前が出ると恐らく普通の人間なら「もっと宇宙飛行は安全性を考慮すべきだ!」と思うかもしれない。 しかしラヴェル船長はアポロ13号にて帰還した会見にて最も困難だったことについて触れているが、それはアポロ13号が戻ってくるかどうかよりも彼にとって重要な事柄だった。 これは彼が3度も遭遇した受難の記録であり、彼の自伝を読むと何度もその件について触れている記録。 ではまず、アポロ13号からはすこし時を戻す。 1961年。 公式記録上、人類が初めて空を飛んだ日。 この日を境にして人は地球の外を飛ぶようになる。 米国は自国の遅れから大急ぎで宇宙船を急造して飛ばすが、ハッキリ言えばマーキュリー計画とは核弾頭の代わりに人を核ミサイルに

    ソ連の宇宙技術は最強過ぎたのだが、それを西側諸国が完全に理解したのはつい最近だった - ラヴェル船長の受難とソビエト及びロシアだけが保有する衛生管理技術
  • 介護者が見たバニラエア問題

    バニラエアと車椅子使用者が奄美大島空港で搭乗トラブルを起こし// 無料オンライン小説です▼配色 指定なし(作者設定優先) 標準設定 ブラックモード ブラックモード2 通常[1] 通常[2] シンプル おすすめ設定 バニラエアと車椅子使用者が奄美大島空港で搭乗トラブルを起こしたという。この問題を現場で働く人間の目線で話してみようと思う。 まずはSankeiBizから記事を引用してくだんの事件をおさらいしてみよう。 引用元。 http://www.sankeibiz.jp/macro/news/170630/mca1706301720014-n1.htm 奄美空港で格安航空会社(LCC)のバニラ・エアを利用した車いすの障害者の男性が階段式タラップを同社から介助を受けられず自力で上った問題で、石井啓一国土交通相は30日の閣議後記者会見で、「(バニラに対して)サービスの在り

    kenchan3
    kenchan3 2017/07/07
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