佐世保市鹿子前町の九十九島ベイサイドホテル&リゾートフラッグスで16日、新チャペルの完成式があった。新国立競技場を手掛ける建築家の隈研吾氏が、九十九島をモチーフに設計。大地を表す「ランドチャペル」と名付けた。22日にオープンする。 チャペルのそばに水辺を配置し、白い壁面にリング状の植栽を積み重ねたデザインを施した。隈氏は祝賀会で「海の中に緑の島が浮かぶ九十九島の風景を建築できればと考えた」と設計に込めた思いを説明。「世界にもあまり例がない建築に挑戦した」と述べた。 内部は木製のリングを組み合わせたインテリアで、壁や天井の直線と曲線が融和した印象を与える。 ホテルを経営するメモリードグループの吉田茂視代表は「ここからたくさんの方々に新しい生活のスタートを切っていただきたい」と語った。 =2018/11/17付 西日本新聞朝刊=