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読み物とmedicalに関するkenjeenのブックマーク (11)

  • 「生きてきた私」を言祝ぐ技術 - レジデント初期研修用資料

    レジデント初期研修用資料 引っ越し前の旧blogです。新しいアドレスは http://medt00lz.s59.xrea.com/wp/ になります 極端に幸福な、あるいは不幸な人生を送った人には「系の中で、あなたのニッチはユニークでした。 あなたが自分の人生をどう感じたのかは、私の知ったことではありませんが」 ほどほどの人生を送った人には「あなたの代わりはいくらでもいますから、世の中何も変わりません。 安心して下さい。そんな絶望は、周囲のみんなに共有されているものですから」 神様が科学的な存在ならば、亡くなる人に神様が語る言葉は、たぶんこんなかんじ。 科学技術は、人がより楽になるために発達してきた。 より長く生きるため。苦痛を感じないため。 いろんな技術が発達したけれど、楽になるはずの技術が実際にやってきたのは、 「解決」でなくて「先送り」。 帳尻合わせは最後の最後でやってきて、亡くなる

  • レジデント初期研修用資料: 「信じたがる人」に伝わる意見

    レジデント初期研修用資料 引っ越し前の旧blogです。新しいアドレスは http://medt00lz.s59.xrea.com/wp/ になります 理性的な、あるいは科学的な「いい考え」というのは実世界ではなかなか受け入れられない。 その一方で、「納豆がダイエットに効果的」とか、「この壺買えば人生勝ち組み」みたいな考え方は 大流行。 「いい考えかたが広まる」というのは机上の空論。広まった考えかたが、事後的に「いい」ものとして 認知されるのが世の中。 広まる考えかたと、そうでない考えかたとを分けているのは、たぶん「信じたがる人」 たちを意識した発信を行っているのかどうかだと思う。 「優越感ゲーム」のルール 世の中を支配しているのは、優越感という万能通貨。 経済的な力。社会的な地位。目に見えない名声や、賛同者の数といった社会の様々な パラメーターは、「優越感ゲーム」というメタルールの元ではお

  • 健康診断 | こどものおいしゃさん日記 うしろすがたのしぐれてゆくか

    夜勤とか当直とかしているから、ひんぱんに健康診断がある。職場はとうぜん病院だから自前で健康診断をする。労働衛生の管理を雇用者に従属したスタッフがやるのって、何だか、監査が独立していない決算みたいなものじゃないかと思えるんですがね。制度としてそれでいいんですかね。 制度のことはともかくも、健康診断で大丈夫だったら勤務が続けられる。だめだったらどうなるんだろうと時々考える。NICU当直ができなくなった新生児科医をうちの病院は雇っておいてくれるだろうか。たぶん雇う余裕は無いんだろうなと思う。総枠は決まってるし、そしたら当直ができない人の分まで誰かが余計に泊まることになるし。 健康診断と言われるたびに、むかし観た仮面ライダー(シリーズのどれか)の1シーンを思い出す。悪の組織の下っ端サイボーグ(アリコマンダー?とか言ったか)がメンテを受けるシーンである。サイボーグ達がずらっと並んで寝かせられていて、

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  • ストップウォッチひとつでできる簡単! 医者潰し - レジデント初期研修用資料

    レジデント初期研修用資料 引っ越し前の旧blogです。新しいアドレスは http://medt00lz.s59.xrea.com/wp/ になります 病棟潰しのストップウォッチメソッド 難病の患者さんを病院で受けた。 いろいろな病院を転々としてきた人。家族の方が、病棟を評価する基準も独特。 ご家族は、ナースコールを押してから、 実際に病棟ナースが駆けつけるまでの時間をストップウォッチで記録する。 点滴が終わったと言ってはカチリ 事を片付けてほしいと言ってはカチリ 家族の手元には、今までの記録が全部ある。前の病院も、そのまた前の病院も。 遅いとか。前の病院なら何秒だったとか。そういうことは一切言われない。 ただ「カチリ」。記録だけ。 淡々と記録を取られる毎日が1週間も過ぎたころ、病棟の空気が厳しくなってきた。 医療者サイドは日常業務をこなしているつもりだったけれど、あのとき病棟を支配し

    kenjeen
    kenjeen 2006/12/02
    地雷を踏んで怪我をした奴は「地雷を踏んでも生き残った奴」として名誉と賞賛を得る。
  • 正義の利権技術屋の利権 - レジデント初期研修用資料

    レジデント初期研修用資料 引っ越し前の旧blogです。新しいアドレスは http://medt00lz.s59.xrea.com/wp/ になります 正義のお金の作りかた 正義の名のもとに、何でもいいから大きなものを揺さぶる 揺さぶられたものを一定の方向へコントロールする その方向が制御されていれば、その先にお金が降ってくる ハコモノ利権。病院機能評価機構。 僻地振興を振興したい、あるいはだらしのない病院組織を監督したいという「正義」がまずあって、 それが議会とか、あるいは病院組織に揺さぶりをかける。 正義を制御できる人はいろいろ。政治家であったり、官僚であったり、あるいは弁護士であったり。 技術屋でないことだけは確か。 揺さぶられた先、「じゃあどうすれば正義はなされるのか?」という疑問には、 何故か最初から答えが用意されている。それが「ハコ」を作ることであったり、 国家の監督組織を作るこ

  • 風の谷大学付属病院 - レジデント初期研修用資料

    レジデント初期研修用資料 引っ越し前の旧blogです。新しいアドレスは http://medt00lz.s59.xrea.com/wp/ になります 宮崎アニメの台詞いろいろ。 2ちゃんねるプログラマー板「天空のプログラマ」より改変引用。 天空の研修医 読める!私にも部長の文字が読めるぞ! ―――――――――――――――――――――――― パズー(研修医): 「おばさん!」 ドーラ婦長: 「婦長とお呼びっ!」 ―――――――――――――――――――――――― 病院長、見て!療養病棟の底が抜ける・・!! ―――――――――――――――――――――――― パズー「教授、ぼくも医局の仲間に加えてくれ。大学病院を助けたいんだ」 ドーラ教授「いいのかい、二度とカタギの生活には戻れないよ」 ―――――――――――――――――――――――― 機関長:「受け持ち患者さんが燃えちゃうよ!」 ド

  • 共有地の悲劇 - レジデント初期研修用資料

    レジデント初期研修用資料 引っ越し前の旧blogです。新しいアドレスは http://medt00lz.s59.xrea.com/wp/ になります ある村の中心に、広い共有地があった。村人はこの知の主に羊や牛を放牧するために利用し、その家畜の毛を刈り、乳を絞って生計を立てていた。 共有地には管理人はいないので、誰もが自由に利用でき、放牧する羊や牛を増やしたことによって得られる利益はすべてその飼い主のものになった。 共有地の草はタダなので、羊を増やせば利益が増える。 共有地の草は全てい尽くされ、家畜は一頭も育たなくなり、村人の生活は損なわれた。村人がせめて分別をもって行動していれば、こうはならなかった。 個人のモラルはみんなを救うか? 環境問題なんて下らない。 「世界のみんな」のために、自分が何かを我慢したところで、 その「みんな」とやらから何かの報酬をもらえるわけじゃない。まし

  • レジデント初期研修用資料 医療機器の祭具的側面

    レジデント初期研修用資料 引っ越し前の旧blogです。新しいアドレスは http://medt00lz.s59.xrea.com/wp/ になります 奈良県の母体死亡事例。 どうして止血剤を使わなかったのか どうしてCT スキャンを撮らなかったのか 医療者側と、患者側、一方が「意味がない」と断じ、もう一方が「絶対そんなことはない」と信じる、 そんな断絶の考察。 魔法使いは杖を持つ 古代ケルト魔術のドイルドをはじめ、魔法使いの多くは杖を持った姿で登場する。 杖は老人が使う道具。年長者の知恵と経験を象徴している。 杖を持つということは、知恵や権威を身にまとうという象徴的な行為だから、科学的には意味がない。 それでも、この状態でかけた魔術は効果が高くなる。 魔術も科学も、対象に「納得してもらう」ための技術という点では、そんなに変わらない。 単純に投げるとか、あるいは火薬で吹き飛ばすとか、どんな方

  • 駄犬日誌 - 創作童話「パンダと白熊」

    心温まる童話:「パンダと白熊」(作: 名無し) 「産科医絶滅史21巻〜ベッドがない奈良廊下で〜」 http://society3.2ch.net/test/read.cgi/hosp/1162050918/345 より新作を追加しました。(2007/11/2) ---(begin 2007年11月15日追記)----- パンダねたは、この記事以外に下記のものがあります 「■[medical][panda][2ch]「パンダと白熊」」http://d.hatena.ne.jp/reservoir/20061022/1161489457 「■[medical][panda]パンダと白熊第XX話」http://d.hatena.ne.jp/reservoir/20061102/1162425990 「■[panda][medical]pandaの話」http://d.hatena.ne.jp/r

    駄犬日誌 - 創作童話「パンダと白熊」
  • 医学都市伝説: リエイゾン精神医学の虚妄(2)

    2006年10月03日  リエイゾン精神医学の虚妄(2) [医学・科学関連] 先日の夕方、やっとこさ午後の外来診療を終えようかという頃、外科系病棟の看護主任から電話がかかる。4ヶ月前から交通事故で入院している少女が最近精神的に不安定なので、見てくれないかというのだ。その少女は横断歩道を歩行中、車に引っかけられ、数百メートルを引きずられて、背部から臀部に、筋層に達する広範な皮膚欠損創を受けたのだった。 幸い、骨には異常が無いのだが、背中の大部分がズルむけ状態で、この4ヶ月間、上向きにもなれず、ずっと腹這いのまま創部処置を続けているが、なかなか皮膚が上がってこず、二度ほど行った皮膚移植も一部しか生着しないとのことだった。 特に創部の消毒処置の際、激しい痛みを訴え、最近では処置の日になると朝から泣いていたり、独り言をいっていたりする。母親に「あの窓から飛び降りたら死ねるだろうか」などと尋ねたりす

  • 記号になった医師の価値 - レジデント初期研修用資料

    レジデント初期研修用資料 引っ越し前の旧blogです。新しいアドレスは http://medt00lz.s59.xrea.com/wp/ になります ずいぶん前、島の診療所に派遣されていた医師の話。 僻地の医療に熱意があって、大学から離島の県立診療所へと派遣されていたその医師は、 あるとき学会への出張を県に願い出たらしい。 土の学会へ出張したいので、その日1日だけ、代理の医師を派遣してもらえませんか?と 県の担当部署に申請を出したところ、出張許可自体は即座に下りた。 代理の医師の派遣は、全く決まる気配がなかった。 許可だけもらったところで、代わりの人が来なければ、島には医者がいなくなる。 その医師が県庁に問い合わせたところ、課長さんの返事はこんなものだったらしい。 「先生の役割は、書類上、その島の医師定数を『ゼロ」から『1』にすることであって、 毎日医療活動を行うことまでは期待していませ

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