あなたは「レアメタル」という言葉を聞いて、具体的なイメージを思い浮かべることができるだろうか。レアは「まれ」、メタルは「金属」だから、その意味は「産出量の少ない金属」だろうと予想はつく。たぶん「合金ではない純粋な金属元素だろう」というところまでは推理できるだろう。 では具体的にどんな金属がレアメタルなのか、すぐに名前を言えるだろうか。 金属の名前を挙げろと言われれば、鉄、アルミニウム、そして金、銀、銅は誰でも言えるだろう。ではそれ以外は? 「ステンレス」は、鉄系の合金であり金属元素ではない。そして、今まで名前の挙がった金属は、すべてレアメタルではない。 チタン、ニッケル、コバルト、リチウム、クロムあたりを思い浮かべることができたら、立派なものだ。これらはレアメタルである。しかし、レアメタルの種類は実はもっと多い。 あなたが名前を思い浮かべることもできないようなレアメタルたち