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2007年8月30日のブックマーク (11件)

  • テレビの低俗化云々の話を「影響力の武器」で説明する :Heartlogic

    テレビの低俗化云々の話を「影響力の武器」で説明する 元ネタ: Life is beautiful: テレビ番組の低俗化に関する一考察 Life is beautiful: テレビの低俗化に関する一考察、補足1 関連: 「好きなブロガーがおすすめしている物は買いたくなる心理」を説明する「影響力の武器」 :Heartlogic 「影響力の武器」に、こういう話が紹介されている。 七面鳥はヒナ鳥の世話をするとき、ヒナ鳥そのものを認識しているのでなく、ヒナ鳥の泣き声を認識しているそうだ。だから、七面鳥の天敵であるイタチの人形からヒナ鳥の鳴き声が出るようにすると、七面鳥はその人形を自分の羽の下に入れ、面倒を見る。鳴き声を止めると、七面鳥は人形を攻撃する。 これはつまり、七面鳥の親が子どもを判別するのに、対象の実体を見極めようとせず「鳴き声」という特徴だけかで「カチッ・サー」と判断してしまっている

  • ネットワークのオプション価値(Option Value of the Internet )

    1. オプション価値とは ファイナンスで知るべきことってのは、実はそんなに多くはない。式としては 3 つあれば、理論としての用はだいたい足りる(それを実際に使うとなると、また話は別だけれど)。一つは CAPM、一つは M&M、そしてもう一つは、ブラック・ショールズの式、というやつだ。 CAPM というのは、リスクが高いと、それなりの見返り(リターン)が見込めなければ人はお金を出さないよ、というのをきちんとモデル化したものだと思えばいい。M&M というのは、企業の価値を決めるのはその企業がどういう事業をするかで、そのためのお金をどうやって集めようと関係ないよ、というのを式にしたものだ。 ここまではまあ、わかりやすいといえばわかりやすい。が、最後のブラック・ショールズの式というのは、ちょっとたちがちがう。これはオプションというものの値段を理論化したものだ。そしてオプションというのは、いわば、な

  • 研究者はなぜ御用学者になるのか? - 代替案のための弁証法的空間  Dialectical Space for Alternatives

    批判するだけでは未来は見えてこない。代替案を提示し、討論と実践を通して未来社会のあるべき姿を探りたい。 先日エントリーした徳島で行われた全国川のシンポジウムの報告の続きです。そこで話し合われた論点には、いくつも興味深いものがありました。その中で、「何故日の研究者はこんなに御用学者ばかりなのか」という非常に興味深い論点がありました。 シンポジウム初日のパネルディスカッションで、パネラーの一人の野田知佑さん(吉野川川の学校校長)が、吉野川可動堰問題の際、建設省が連れてきた御用学者たちの数々の「ウソ八百」発言を怒りをこめて指摘していました(たとえば「可動堰を建設すれば吉野川の水質は改善される」など)。それを受けて、この問題が話し合われたのです。 今博健先生(京大名誉教授・淀川水系流域委員会前委員長)は、過去の自分への自戒もこめて次のように述べておりました。(私の記憶で発言を再現していますので

    研究者はなぜ御用学者になるのか? - 代替案のための弁証法的空間  Dialectical Space for Alternatives
  • 荻上式BLOG - 「ニコニコ自演騒動」のさなかに垣間見た「ネット街宣」のすごさ

    ニコニコ動画での自作自演が話題になっています。 動画にコメントが付けられるサイト「ニコニコ動画」をめぐり、「自作自演動画」が話題になっている。動画の内容をほめるコメントが、実は動画の作者によるものだということがばれてしまうケースが相次いでいるのだ。 (…)これまでは、コメントを誰が書いたか分からない仕組みだったため、コメントを仮に動画の作者自身が書いていた、つまり「自作自演」していたとしても、文脈が明らかに不自然でない限り、ばれにくい仕組みだった。 ところが、データベースには、「誰が書き込んだか」という情報(ID)は記録されており、「プロクスオミトロン」通称「オミトロン」と呼ばれるソフトを使用すると、画面上にIDが表示されるようになることが分かったのだ。その結果、動画投稿者とコメントを書き込んだ人のIDが一致する、つまり「自作自演」の事例が続々と判明したのだ。 http://news.li

    荻上式BLOG - 「ニコニコ自演騒動」のさなかに垣間見た「ネット街宣」のすごさ
  • 没入感のもたらすリアル - レジデント初期研修用資料

    レジデント初期研修用資料 引っ越し前の旧blogです。新しいアドレスは http://medt00lz.s59.xrea.com/wp/ になります たぶん「リアル」と認識される根拠というのは、感覚の中心として認識される場所には無くて、 むしろ視野の端、意味をなさない言葉や音、感覚の外の「気配」みたいな場所から知覚されるのだと思う。 銀河鉄道の夜 映画銀河鉄道の夜が面白い。 プラネタリウムでしか上映できない特殊な映画。 関東だと、サンシャインシティのプラネタリウムで上映中。 スクリーンはドーム。天井いっぱいに画像が広がるから、上映が始まると、視野の全域が コンピューターグラフィックスでいっぱいになる。 これが滅茶苦茶リアル。 3D 画面になっているわけでもなく、 画像の質感も、CG らしいつるっとしたものなのに、 「凄いCGを見た」ではなくて、「別の現実を見せられた」ように感覚される。 目

  • 承前5 - MIYADAI.com Blog

    田口 (省略) 宮台 東大社会学科の一年先輩の山田昌弘氏が『希望格差社会』という有名なを出しました。昔と違って今は、欲望の充足機会に階級格差があるだけでなく、将来何になりたいか何をしたいかという希望それ自体に階級格差があるという内容です。事実認識としては妥当でしょうが、問題はその事実をどう評価するかです。希望に格差があることは直ちにいけないことでしょうか。僕はそうは思いません。階級的固定が過ぎるといった条件次第でいけないことにもなるし、これから申し上げるような条件次第でOKにもなります。 日的ポストモダン(近代成熟期)が奇妙なのは、多くの人が「仕事での自己実現」を 追求しなきゃいけないと思っていること。昔よりもはるかに多くの親が子どもを受験に駆り立てる背景にも「自己実現病」があります。「仕事での自己実現」が「地位の上昇」なのか「能力の発揮」なのか──インスツルメンタルなのかコンサマトリ

  • なぜ資本主義社会では「ひきこもりながら」生きることがめざされるのか - 奴隷こそが慈悲を施さなければならない

    動物化した主体の他者回避 動物化した主体の形成は、成長過程における「父」の機能の弱体化に特徴があるだろう。社会的な価値観が維持されないなかで強い「父」の機能が働くなくなっているという、社会的規律教育という去勢の不十分。これは、「大きな物語の凋落」と呼ばれる。 去勢によって習得する社会性は、他者との関係において、どのような状況で、どのように振るまうべきかという儀礼であり、それでも協力していかなければならない他者との間の緩和装置として働いていた。 だから去勢不全において社会的な規律、儀礼の習得が未熟な主体は他者とのアクセスに多大な負荷を感じる。なぜなら他者とはそもそもにおいて、不確実な存在であるからだ。すなわち動物化した主体は他者回避が大きな特徴となる。 動物化と資主義の密接な関係 それでも主体が主体であるためには、他者からの承認が必要とされる。このための動物化した主体の承認は、「他者」と異

    なぜ資本主義社会では「ひきこもりながら」生きることがめざされるのか - 奴隷こそが慈悲を施さなければならない
  • 萌え理論Blog - 格差萌え理論Blogは個人の努力では解消しない

    格差社会の原因は努力が足りないせいか novtan別館 - 格差社会の原因なんて、みんなとっくに気付いているよね 格差社会の元凶は、我々の世代が、個性とか、趣味とか言って騙されて、頑張るのはアホだと思い込まされたことにあります。人間頑張らないと暮らしていけないのですよ、来。 格差社会の原因は個人の努力*1不足、ということはないし、個人の努力によって格差が解消していくこともない。ここで、それでは努力は必要ないのか、と思うかもしれない。しかし注意すべきは、格差社会の内部で個人が階層を上がるための努力を否定しているのではない、ということである。どう違うかというと、全体と個人で視点が異なっている。以下、もっと分かりやすく説明するが、ナンセンスさを理解できたら、後半の関連記事に応用してみて欲しい。 例えば、学歴社会の原因は勉強不足だとか、勉強すれば偏差値序列がなくなる、ということがありえない、とい

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  • 梶ピエールの備忘録。 - 消費者運動が強める多国籍企業の影響力

    では、企業の勝手にさせとくととかく汚いことをして金を稼ごうとするので、「正義」を実現するにはお上が適度に規制したほうがよい、という観念がまだ強い、ような気がする。 しかし、多くの発展途上国では、多少とも名の通った多国籍企業の方が腐敗しきった政府よりよっぽど「倫理的」であるというのがもはや常識となりつつある。もちろん、労働CSR(従業員の労働条件や人権に関する企業の社会的責任)という概念の普及がその背景にある。 労働CSR入門 (講談社現代新書) 作者: 吾郷眞一出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/08/17メディア: 新書 クリック: 2回この商品を含むブログ (10件) を見る このは、一般にはまだあまりなじみのない労働CSRとはどんな性格のもので、グローバル経済の中でどんな意味を持つのか、ということについて分かりやすく解説してくれている好著だ。企業が遵守しなければならな

    梶ピエールの備忘録。 - 消費者運動が強める多国籍企業の影響力
  • なぜオタクは現代をたくましく生き残れるのか - 奴隷こそが慈悲を施さなければならない

    情報過多による無気力と退避 子供は現実的な情報が少なく、突拍子もない様々な物語を作り出す。親はそこに適切な情報を与えることで、社会への順応性をつけさせる。しかし過保護による過剰な情報提供は物語る力を阻害する。物語は未来へと生きる力の源泉である。そしてまた折り合いをつけながら、物語と現実の間を生きることで、生きる持続力を養う。このために安易な情報提供は、物語ることを挫き、「結局人は死ぬんだから」という相対主義的な無気力、あるいは現実との衝突に耐えられず物語への退避し、現実から逃避する。 このような問題は、過保護な子供だけでなく、情報社会の問題である。情報化社会では大量の情報は失敗することのリスク回避に役立つが、人々が物語ることを困難にする。このために、生きる力と持続力を弱めて、人は安全な予測可能性の殻にに閉じ込もり、自ら動くことが恐くなる。 「癒し」の不健全さ このような情報過多の閉塞では、

    なぜオタクは現代をたくましく生き残れるのか - 奴隷こそが慈悲を施さなければならない
  • 週刊東洋経済TKプラス | 政治・経済 | グローバルアイ 世界の視点-「世界の貧困と戦争を根絶することは可能か 」ジェフリー・サックス・コロンビア大学地球研究

    中国初の国産ジェット”ARJ21”初飛行へ、深まる米中の航空蜜月 - 08/10/01 | 07:30 中国でもリージョナルジェットのプロジェクトが大詰めを迎えている。国有企業・中国航空工業第一集団(AVICⅠ)が中国初の国産ジェット旅客機として開発を進めてきた「ARJ21」。10月にも初飛行...文を読む