理工学部3年 境基輔 原油価格の高騰。ガソリン代の引き上げ。およびバス運賃値上げ。今やエネルギー資源や希少金属資源をめぐった争奪戦が再度過熱していることは、日常生活においてその変化を肌で感じることが出来るようになったのではないだろうか。 今年の6月あたりに見られた原油価格の高騰を皮切りに、多種にわたり資源価格は上昇を続け、この資源価格の高騰は日本国内にも影響を及ぼしている。 近年、エネルギー資源や、レアメタルといった日本の産業をかげながら支える希少金属も鉱物種によっては3倍から10倍以上もの価格変動を見せている。この価格の高騰を引き起こす要因として挙げられるのは、資源が特殊性を孕んでいる事と、これまでの世界情勢が大きく変化していることが挙げられる。資源の持つ特殊性とは資源の枯渇性、資源の地政学的な偏在性、国際大資本(メジャー)による寡占支配、地球環境への影響の4点である。 グローバリゼー