昨年、日本のカップルにとっての一大イベント、クリスマス・イブに合わせ、複数の海外メディアが、日本の少子高齢化問題にスポットを当てた特集記事を掲載した。そのいずれもが、少子高齢化を「日本の危機の震源地は国会や生産現場ではなく、ベッドルームにある」(フォーブス誌)、「そう遠くない時期に爆発する危険な時限爆弾だ」(ワシントン・ポスト紙=WP)などと、日本、ひいては世界経済の将来をも左右する非常に深刻な問題だと捉えている。 ◆クリスマス・イブに「カップルお断り」の店も 米ニュース専門局CNBCの公式サイトは、今年の日本のクリスマス・イブの動向と絡めて、少子高齢化問題に切り込む記事を掲載している。同誌は、「日本のカップルにとって、バレンタインデーよりもクリスマス・イブの方が、ディナー・イベントとして重視されている」と記す。しかし、その一方で、20代、30代の日本人男性の収入が下がっている点に触れ、経