14日午後7時30分頃、山口県下関市と北九州市門司区を結ぶJR山陽線下関―門司駅間の関門トンネル内で、行橋発下関行き普通列車(4両編成)が故障のため停車し、3時間以上立ち往生するトラブルがあった。 列車は別の車両にけん引され同日午後11時頃、門司駅に到着。乗客は下関行きの普通列車に乗り換えた。 JR九州の発表によると、乗客は約160人で、空調などに問題はなく、けが人や体調不良を訴える人はいないという。エンジン系統の不具合が原因とみられる。このトラブルで普通列車10本が運休し、9本が最大約1時間10分遅れ、約3000人に影響が出た。 山口県下関市の自宅に帰宅途中だった会社員男性(63)は「門司駅を出た時から列車の様子がおかしく、2回くらい減速と加速を繰り返して停車した」と振り返り、同市に住む高校3年の男性生徒(18)は「携帯電話もつながらず、不安だった。もううんざりです」と憤っていた。