デジタル技術を活用して行政サービスを抜本的に改革する「デジタルトランスフォーメーション(DX)」の推進に取り組む福岡市は、外部から募集していたDXデザイナーについて、ネット掲示板「2ちゃんねる」創設者の西村博之氏(44)ら4人に委嘱した。7日に市とデザイナーらによる初めてのウェブ会議が行われる。 他の3人は、内閣官房IT総合戦略室政府CIO補佐官の東宏一氏(32)▽TRUSTDOCK取締役の肥後彰秀氏(43)▽gaz最高経営責任者(CEO)の吉岡泰之氏(26)。市は昨年11月にDX戦略課を新設し、専門的な知見を生かして助言などをしてもらう人材を公募。国内外から45人の応募があり、書類や面接で4人を選んだ。 DXデザイナーはテレワークも含め、週に1、2回の作業を行う。職員採用ではなく、市は作業に対して報酬を支払う。任期は今年3月末まで。 (塩入雄一郎)