セ・リーグを制覇し、クライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ(20日開幕、ナゴヤドーム)に向け、4日、1軍登録選手28人を全員抹消した中日・落合博満監督(56)。サプライズに自画自賛だが、球界関係者が戦々恐々なのは、その不人気ぶりだ。 3年ぶりのCS制覇へ、横一線でベンチ入りを競わせるのが今回の28人全員登録抹消の狙いだという。が、労組・日本プロ野球選手会(新井貴浩会長=阪神)は神経をとがらせるだろう。FAの資格取得に影響してくるからだ。出場選手登録145日を1年とカウントするから、今回の全員登録抹消がマイナスになるケースがあり得る。 落合監督はそんなことよりも3年ぶりのCS制覇、日本一奪回しか頭にないのだろう。「要は、勝てばいいんだろう」というのが、落合流の本質だからだ。さらに今回はかつてないサプライズの全員登録抹消とあって自画自賛。「野球協約上、問題ないのは事前に確認済みだ