子どもが生まれて3カ月のKADOKAWA・DWANGOの川上量生会長。親となって初めて直面した日本の「待機児童問題」に憤り、思わず本社内に保育園を設置することに。親になって感じたこと、父親の育休取得、経営者として考える社員の結婚・出産、自身の子育て論について、日経DUAL羽生祥子編集長がインタビューしました。 ※インタビュー後編「ドワンゴ川上会長 ジブリは説教くさいから好き」はこちらです。 羽生 日経DUALは、共働きで子どもを育てているお父さん・お母さん向けのメディアです。ワーキングママやパパは本当に不安だらけ。記事の感想やDUALのアンケートの回答を見ていますと、生活しづらいと皆さん訴えています。川上家も共働きだと伺いましたが、出産の時期は大変でしたか? 川上量生(以下、川上会長) うちは計画出産だったので出産日は病院の都合で決まりました。それで、産前産後の1週間、僕の会社のスケジュー