小出勝さん(仮名)・男性 ある地方で食品製造企業を経営する小出勝さん(男性 / 仮名)には、再婚した現在の奥様と、死別した前の奥様との間に生まれた実子(長男)、および現在の奥様とその前夫との間に生まれ、養子縁組をした次男の同居家族がいました。 長男は、父・小出さんの後継者として専務取締役に就任し、会社経営に携わっていましたが、経営方針をめぐり対立。これを機に専務取締役を辞任し、家を出て別居することになりました。 しかし、辞任後も小出さんは頻繁に、長男に事業上の相談を行い、事実上、経営に参画させていました。 小出さんと長男の親子関係は、その後も大きな変化もなく続いていたそうです。 ところが、74歳とき、小出さんは脳梗塞を発症し、リハビリテーションのため長期入院を余儀なくされました。 介護は奥様が行っていましたが、当時は体調が不良気味で、満足にはできませんでした。加えて、小出さんも水頭症を発症
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