選手の給料が払えない……。昨秋、サッカーJ2アビスパ福岡はどん底まで追い込まれた。深刻な経営難で、Jリーグ参加資格まで失いかけた。「苦境をバネに」とはならず、ピッチでも今季はJ2で16位。そんなクラブが、大きく変わろうとしている。福岡の経済界を巻き込んでの一大プロジェクトで、夢は「100億円クラブ」だ。 「正直、驚いています」。17日朝。福岡空港でファンら約200人に出迎えられた福岡の井原正巳新監督(47)は目を丸くした。息つく間もなく歓迎セレモニー、福岡市長表敬訪問、記者会見。J2では異例なまでの歓迎ぶりだった。 一役買ったのは「A・G・A(アビスパ・グローバル・アソシエイツ)」。クラブと地元を盛り上げようと、11月25日に設立された有志による支援組織だ。
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