半導体大手の「ルネサスエレクトロニクス」は一連の地震で被災した、熊本市の自動車向けの半導体工場について今月22日をめどに全面的な操業の再開を目指すとともに、一部の工程の生産を委託している熊本県内の3つの工場も、6月をめどに復旧するという見通しを明らかにしました。 その後、生産設備の復旧作業を進めた結果、今月22日をめどに全面的な操業の再開を目指すことになりました。さらに一部の工程の生産を委託している熊本県内の3つの工場も6月をめどに復旧し、全面的に生産を再開できるという見通しを明らかにしました。 ルネサスエレクトロニクスの鶴丸哲哉社長は、会見で「今回、委託先の工場も含めた広い範囲のサプライチェーンが被災したことが大きかった。東日本大震災の経験は役に立ったが、今後、何が足りなかったか検証したい」と述べました。