週刊誌が春画を掲載したことで、警視庁が口頭指導したことが大きな波紋を呼んでいる。「週刊ポスト」(小学館)、「週刊現代」(講談社)、「週刊大衆」(双葉社)、「週刊アサヒ芸能」(徳間書店)の4誌。警視庁は同じ誌面に春画とヌードグラビアが掲載されていることをアウトと判断していた。 現在、永青文庫(東京・文京区)で春画展が開催中。4誌は展示作品の一部を誌面で紹介していた。「週刊文春」(文芸春秋)でも春画を掲載しており、編集長が休養処分になっている。 世界中で春画が芸術作品として評価されていることを考えれば、口頭指導とはバカバカしいにもほどがある。本紙でも出版業界の反発を伝えている。いったい警察の真意はどこにあるのか。 永田町関係者は「安倍政権の細川つぶしの意向が背景にあるのではと指摘する声もあります」と明かす。細川とは細川護熙元首相(77)のこと。細川氏は永青文庫の理事長を務めている。 「春画は日