自動車が「走る凶器」と呼ばれるのは、その重量と速度によって人や物を容易に傷つけ得るからで、徒歩で移動する限りであれば絶対に起こさないような大事故が起き得てしまう。SNSなんかも、見知らぬ人にまでリーチする影響範囲や拡散速度のせいで、周囲の顔見知りとだけ喋っていただけの頃とは比べ物にならないほどの大事故(大炎上)が起き得てしまう、という点ではちょっと似てるのかもしれない。Twitterなどは「書く爆発物」みたいな感じだろうか。 自家用車が普及する前までは営業車ばかりで、走っている車の量も少なければ、運転者もプロばかりだった。SNSも、誰もがスマホで特段の知識なしで利用できるようになる以前は、インターネットやPCにある程度習熟した人がほとんどで人口も少なかった時代もあった。さらに遡ってインターネット以前になれば、マスメディアで発信する側としてアクセス権を持っていた人はプロ(記者や作家やタレント