韓国・ソウル(Seoul)の駅前に寝そべるホームレスの男性(2009年3月27日撮影、本文とは関係ありません)。(c)AFP/JUNG YEON-JE 【5月6日 AFP】1000万円近い貯金がありながら、自分の名前を思い出せなかったためにお金を引き出すことができなかったホームレスの韓国人男性が、貧困のなかで死亡した。当局者が6日明らかにした。 56歳と見られるこの男性は前月、1億2800万ウォン(約980万円)の貯金を残し、がんで死亡した。 男性は1993年に「Na Hae-Dong」の偽名でこの銀行口座を開いた。しかしその数か月後に汚職対策の一環として偽名口座を禁じる法律が施行され、男性の口座は凍結された。 こうした口座への預け入れは可能だが、口座名義人が実名で登録していない限り預金の引き出しは不可能だという。 韓国南西部・光州(Gwangju)市の当局者によると、男性は昼間は鉄くずな
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