タイの首都バンコクのコンドミニアムで日本人男性が複数の代理母に、現在確認されているだけでも16人の子供を出産させたとみられる「タイ代理母出産事件」。10月3日にはタイ警察が、日本人男性の代理出産を担当したタイ人医師を「無許可でクリニックの一部を開業した疑い」で書類送検したと発表。本事件はすでに国際刑事警察機構(ICPO、インターポール)も各国に捜査協力を要請していることを明かしている。そんな中、9月29日に代理母を依頼した20代の日本人男性も、近くタイを訪れ事情を説明する意向を伝えたと同国警察が発表しており、本事件の捜査の進展に注目が集まっている。 ●注目を集めるタイの代理母ビジネスの実態 本事件の真相については捜査の結果が待たれるが、タイの現地では、代理母を使った出産ビジネスの実態にも世間の注目が集まっている。 本事件に限らず、そもそもタイでは外国人が現地女性に代理出産を依頼する事は多い