欧米の大手投資銀行などを中心に、設定したプログラムを基にしてコンピュータで自動取引を行うアルゴリズム取引が普及している。アルゴリズム取引などの超リアルタイム処理を支える高速分析プラットフォーム「CEP」と「RAP - The Trading Edition(RAP)」を提供するサイベースのマーケティング本部 本部長の冨樫明氏はこう語る。 「世界市場全体に占めるアルゴリズム取引の割合は、2003年の15%程度から2008年には約25%という伸びを示しています」 年率ベースでいえば十数%の伸長を続けているということだ。しかし日本の証券市場では、外資系証券会社を中心に導入されているのみで、東京証券取引所では現状で4%程度と少ない。だが2009年中に東京証券取引所が新システムへの移行を予定しており、システムのキャパシティや応答速度が大幅にアップする。こうしたことから、今後は日本市場でもアル