第3回 プロセッサ別に見る並列アーキテクチャ 株式会社フィックスターズ 中村 孝史 2009/8/31 CPUの周波数の高速化競争が頭打ちになり、1コアにおける処理能力は限界となった。CPUの進化がマルチコア化に向かった結果、並列コンピューティングの門戸が開かれた(編集部) 第2回「現代のプロセッサと並列実行」では、一般的な汎用プロセッサのハードウェア構成について説明しました。 並列ハードウェアは、構成要素のどの部分が並列に動作するように設計されているのかによって分類されており、効果的な並列プログラミングに当たってハードウェアの基礎知識が求められます。 前回、紹介したスーパースカラー、SIMD、マルチコア/マルチプロセッサ、ハードウェアマルチスレッドといった技術が、実際のプロセッサにどのように組み込まれているのか。 今回は、Intel Core i7、Cell Broadband Engi