ソフトバンクが141試合目で力尽き、2年連続でリーグ優勝を逃した。工藤公康監督(56)は、中4日でエース千賀を登板させ、勝ちパターンもつぎ込み、野手16人全員を使い切る総力戦で粘ったが、勝利には届かなかった。気持ちを切り替えクライマックスシリーズ(CS)を勝ち上がり、2年連続の下克上で3年連続日本一を狙う。 ◇ ◇ ◇ 最後まであきらめなかった。3点差で迎えた9回、楽天の抑え松井を攻め1点をかえし、9番高谷の代打明石が中前打で2死満塁。だが、牧原が中飛で終わった。牧原はバットをたたきつけて悔しがった。ベンチの野手16人を使い切り、同点、逆転なら牧原が捕手をする予定だった。工藤監督は「負けたことは悔しいが、最後までみんなで何とかという粘りの気持ちが出ていた。何とか勝たせてあげたかった」と言葉を絞り出した。 中4日でエース千賀を投入したが、1点リードの6回、ウィーラーに逆転19号2