歌謡曲からアニメまで幅広いジャンルで活躍したトランペット奏者の数原晋(かずはら・しん)さんが死去したことが、10日までに分かった。74歳だった。 生前親しかった音楽関係者によると、4月中旬に連絡が取れなくなり、千葉県市川市の自宅を訪問すると、管理人から「少し前に亡くなられて、親族の方が身の回りの物を引き取りに来た」と説明を受けたという。 数原さんは高校卒業後に一般企業に就職するも音楽への思いを断ち切れず、音大に進学。「高橋達也と東京ユニオン」などのバンドを経て、フリーに。歌謡曲やドラマ・映画音楽など活躍は多岐にわたった。 パララ~のメロディーでおなじみの「必殺シリーズ」テーマ曲や、山口百恵さんの「いい日旅立ち」(78年11月)のイントロの演奏を担当。松任谷由実や山下達郎のレコーディングにも参加した。スタジオジブリの映画楽曲にも縁深く「天空の城ラピュタ」では主人公のパズーが「ハトと少年」を吹