今でこそ、業態を超えてプレーヤーが拡大し続けるO2O(オンライン・ツー・オフライン)だが、黎明期の2011年から、この新しい市場に参入し、実績を積み上げてきたベンチャー企業が存在する。スポットライト社だ。スポットライト社はO2Oの先駆けである強みを生かし、O2Oを大きく進化させようとしている。 同社が提供するスマートフォンアプリ「スマポ」は、消費者が参加企業のリアル店舗に“来店するだけでポイントが貯まる”というO2Oサービス。ポイントというわかりやすい動機づけで集客をする。現在、会員数は数十万人。導入店舗は、大丸百貨店、ビックカメラ、ユナイテッドアローズ、マルイ、ファミリーマートなど、90ブランド、約600店舗にまで拡大してきた。百貨店や家電量販店などの大型店だと月に1万人、年間十数万人来店する店舗もあるという。 スマポのサービス内容については後述するが、ざっくり言ってしまえば、来店すれば