40歳を超えての異業種への転職は難しい。ましてや、それがサラリーマンから落語家への転身となればなおさらだ。お笑い芸人では、70歳を超えて娘とコンビを組んだ「めいどのみやげ」のティーチャ氏(現在、77歳)などのレアケースもあるが、落語家の場合はまず、師匠に入門を認められないと落語家になるための修業すらできない。さらに、30歳を超えるとそもそも入門が許されるケースが少なく、例えば落語協会では30歳以下でないと入門が理事会で却下されるそうだ。 というのも、東京の落語界では「見習い」「前座」「二つ目」「真打」という4段階の身分制度があり、落語家として一人前と認められる「真打」になるまでに、おおよそ10~15年ほどの修業期間を経ることがほとんど。もし30歳で入門したとしても、真打になる頃には40歳半ばになってしまう計算になる。 そんな徒弟制度が厳しい落語界に、44歳という年齢で飛び込んだ男がいる。立
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