注射とは、ご存知のとおり薬の投与方法の一つで、針を体内に刺して、薬液を注入する事です。 注射には、「筋肉注射」、「皮下注射」、「皮内注射」、「静脈注射」、「関節注射」などの種類があります。 薬液を注入する部位によって呼び方が違うだけでなく、注射部位により薬液が体内に吸収される時間が異なります。 筋肉、皮下、皮内注射の場合は、注入された薬液は各組織内に拡散して毛細血管へ移行し、毛細血管から静脈へと移行します。 静脈注射は直接血管内へ薬液を注入します。その為、薬の効果が現れる時間が最も早いのは静脈注射となり、次いで筋肉、皮下、皮内の順です。 関節注射も、問題部位に直接薬を投与するので、薬の効果が現れる時間が早い部類の注射と言えます。 ■ 穿刺 穿刺とは、血管や筋肉、関節腔、腹腔、胸腔、骨髄などに針を刺すことを言います。 主として治療や検査、症状緩和などのために実施されます。 治療の場合、薬液の