Internet Explorer(IE)のアップデートをBill Gates氏が約束してから1年半以上を経て、「IE 7」の正式版がMicrosoftのウェブサイトからダウンロード可能になった。 機能面については、遅れをとっていた分野での改善が多く見られる。ウェブ標準やRSSフィード、そしてタブのサポートが追加されている。また、フィッシングサイト対策も備わった。 調査会社OneStatが発表した最新の調査結果によると、Microsoftは、「Firefox」に奪われていた市場シェアを取り戻しつつあるという。IEのシェアは現在85.9%で、7月から2.8%増加している。一方、Firefoxのシェアは11.5%で、7月からは1.4%減少している。Mozilla Foundationでは、新ブラウザFirefox 2の「製品候補版」をリリースしているが、正式版の発表を間近に控えている。 Mic
Microsoftはオンラインサービスから撤退することも、Yahoo!などの大手競合を獲得することもしないが、利益を生むビジネスになるまで投資を続けることを明言している。また、Xbox事業は2008年度には黒字化が見込めるが、Zuneは当面赤字でのスタートになる。 高い経費と低い利益率――オンラインサービスおよびホームエンターテインメント分野での事業拡大に努めるMicrosoftの業績の特徴を表すパターンとなるだろう。 オンラインサービス部門:変遷期を勝ち抜くための大変革 MSNを前身とする新しいオンラインサービス部門は、大変革の渦中にある。新しいWindows Liveブランドの下で多数のMSNサービスのデザイン変更を進めると同時に、新サービスの開発も進行している。そして、売り上げの面から最も重要なのは、検索連動型広告(検索結果画面に表示される広告の表示権を広告主が入札するタイプの広告)
米Microsoftの次期Office「Office 2007」に予定されているPDF保存機能を巡り、Microsoftと米Adobe Systemsが決裂した。Adobe側は訴訟も辞さない構えのようで、両社が全面対決する可能性もある。一見すると突然とも見えるAdobeの方針転換を探った。 ライバルであり、パートナーでもあるMicrosoftとAdobeの間で、Office 2007を巡る不協和音が生じていることは、Microsoftの顧問弁護士、Brad Smith氏が明らかにし、6月2日付けの米the Wall Street Journal紙が最初に報じた。それによると、Office 2007で予定されているPDF保存機能の統合について、Adobeはこれを削除することを要求、アドオンとして有料で提供するよう求めているという。 Microsoftの開発者らはブログで、1)Office 2
Bill Gates氏がMicrosoftにおけるフルタイムの仕事から身を引く意向であることを明らかにした。Microsoftは株価の低下やGoogleとの競争、次期OS「Vista」の開発遅延などの問題に直面している。 米国時間6月15日の株式取引終了後に記者会見を開いたGates氏は、今後2年間をかけてMicrosoftでの日常業務から徐々に身を引いていくと述べた。 またGates氏はただちに、最高技術責任者(CTO)のRay Ozzie氏にチーフソフトウェアアーキテクトの座を譲ることも明らかにした。また、アドバンストストラテジおよびポリシー担当チーフテクニカルオフィサーのCraig Mundie氏をチーフリサーチ&ストラテジーオフィサーに就任させ、リサーチやインキュベーションの業務を担当させるという。 Gates氏はこれまでMicrosoftに常勤し、その合間を縫ってBill & M
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