アマゾンの配送料は通常300円(1500円以上購入した場合は無料)。利用者が数百円の商品を買うと、配送コストの負担でほぼ間違いなく赤字になるはずだ。利用者が増えても、このキャンペーンで、アマゾンが企業として利益を出すハードルは極めて高い。 なぜ損を覚悟する必要があるマーケティング手法をアマゾンは取るのか。そんな疑問をアマゾンジャパンのジャスパー・チャン社長にぶつけてみた。 「われわれは短期的な利益は重視していない。長期的な成功が目標だ。アマゾンには、顧客に喜んでもらえるナンバーワンの価値を提供し続ければ、必ず成功できるという企業哲学がある」。チャン社長はこう言い切る。 配送料を全品無料にすることで、アマゾンで買い物をする消費者が増えることは間違いない。アマゾンが損をする取引が少なからずあっても、「アマゾンで買うと得をする」「インターネットショッピングはアマゾンが一番」というイメージを消費者
質問:クッキーでユーザーを特定する方法があると聞きました。どれぐらいまで正確にユーザーを特定できるのですか? 答えクッキーだけで「どこのだれ」という個人を完全に特定することはできません。クッキーができるのは、「以前にアクセスしたときと同じブラウザである」という「ユニークなブラウザ」の特定で、その目的にはクッキーは比較的優れた方法です。 解説まずクッキーについて説明します。 クッキー(Cookie)は、正確には「人」ではなく「同一ブラウザ」を追跡するための仕組みです。たとえばAmazon.co.jpに自分のIDでログインしてブラウザを終了させた数日後に、またブラウザを立ち上げてアマゾンのページにアクセスすると、自分のIDで自動的にログインしている状態になっています(図1)。この動作にはクッキーが使われています。 このようにクッキーは、Webサイト運営者やインターネット広告配信業者などがユーザ
Photo by Jezz 人生、何事においてもできれば手抜きしたいですよね。手抜きをするための努力は惜しまない、ライフハック大好きFP山崎(twitter: @yam_syun )です。今回はお金の専門家であるFPとして、資産運用でどこまで手抜きが可能かを考えてみたいと思います。 資産運用というと、毎日ニュースを見たり、株価をチェックしなければいけないとか、売り買いの指示をいろいろ出さなければいけないとか、とにかく面倒で大変、というイメージがあると思います。会社で仕事中にもトイレに抜け出し、個室から携帯で証券会社に何度もアクセスする人もいるようです。 しかし、これでは仕事がはかどりませんし、毎日何時間も時間を取られるようでは長続きするかどうか疑問です。最悪の場合、運用も冴えず、仕事の評価も下がるかもしれません。少なくとも私は面倒で続けられないだろうと思います。どんなに有意義な行いであって
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