黒田の奮闘はあったものの、資金難から適切な補強が行えず、プレーオフ進出を逃した。ヤンキースで一時代を築いたジョー・トーリ監督も退任 ドジャースの黒田博樹投手が、今シーズンの投球を終えた。彼がずっと目標にしてきた200投球回まであと3回2/3に迫り、トーリ監督の計らいで公式最終戦に登板することもできたが、自らの意志で登板を取り止めた。 「プレーオフ争いとかがあれば自分の気持ちというか、モチベーションも違うと思いますけど。プレーオフ進出がなくなってからは投げていても自分の中でモチベーションをあげるのがすごく大変だった。元々は28日のピッチングが最後と決まっていたので、自分の中ではそこまでというのがあった」 個人記録ももちろん大事だが、ずっと黒田のモチベーションを支えてきたのはチームの勝利、そしてプレーオフ進出だった。 だからこそ、個人記録のためだけにマウンドに上がる気力はなくなっていたのだろう